エルムレコード「怪獣総進撃」(主題歌2曲と怪獣30匹登場のドラマ入り)を入手・拝聴しました。
ナレーターと怪獣の鳴き声で展開されていくオリジナルドラマ1本と、主題歌「ウルトラマンの歌」「ウルトラセブンの歌」2曲を収録。
"怪獣かべかけ百科"なる付録は残念ながら、欠品の状態で入手。
いやはや、余裕でジャケ買いだわこんなん
ドラマに合わせて登場怪獣を描いているのかと思いきや、ガヴァドンとカネゴンは未出演
そして、主題歌タイトルに丸被りしてしまっているゲスラ笑っ…いや可哀想だ。
みんな大好きアイドル怪獣を差し置いてのガボラとケムラーの堂々たる出立はドラマからのポジションが影響されているのだろう。
怪獣30匹登場するオリジナルドラマは、怪獣を登場させる際に鳴き声と名前、他に簡単な特徴や魅力の紹介が行われている。
前半は非常に物語性の豊かな描写で、ベムラーが押し倒した霞が関のビルが36階と緻密に表現されていたり、大暴れするベムラーの元にドラコが上陸しただけでは無く、東京タワーの天辺に留まらせたり…想像を存分に働かせ非常に愉しめた。
それは怪獣のみならず、防衛隊本部から通報を受けた科特隊がガボラ一匹に対して
ビートルを10機出動させる事態発生\(^o^)/
いやもう、ツッコんでたらキリないのは重々承知なのでこれ以上は控えますよ…ウルトラフラッシュとか、ウルトラフラッシュとか……
中でも印象深い怪獣同士の対決は、バルタン&ザラブ対ギガス&ジャミラの特性が生かされたコメディ対決。ギガスとジャミラは混ぜるな危険
濃密な前半に対して、後半は殆ど30匹稼ぐ為に怪獣の紹介のみ投げやり感が否めない雑な扱いが残念だ。無理にそんなに詰め込まんでも…
最終的に怪獣達は戦いを交えながら皆大阪へ集合。
怪獣の事を研究している有名な博士(?)が、何故一度に怪獣大群が日本に集結したのか見解を述べている。
「きっと怪獣達は大阪の万博を見に来たんではないか?(適当)」
そんな訳で、万博を見に来たであろう怪獣達はウルトラマンのウルトラフラッシュで次々に倒され、最後まで残ったのは強敵ジェロニモンもウルトラフラッシュで撃退。
ウルトラフラッシュ縛りかよ
戦いを終え平和に戻った地球からナレーターが「ありがとう!ウルトラマン!」と叫んでからの「♪ウルトラセブンの歌」もなかなかシュールでしたな。(爆)
ちなみに登場怪獣は、ベムラー、ドラコ、ドドンゴ、ガボラ、バルタン、ザラブ、ギガス、ジャミラ、ヒドラ、ケムラー、ゴルドン、ウー、ゴモラ、ザラガス、ガマクジラ、ペスター、ジラース、ゲスラ、ラゴン、アントラー、レッドキング、ペギラ、ギャンゴ、ザンボラー、ダダ、スカイドン、シーボーズ、ジェロニモン、ゼットン、グビラ。 (登場順)