これでもくらえ

なにもかもウルトラQのせいだ

エスパー2号に関して

 

僕の少年愛は病気ではありません。よって治療も出来ませんし、回復もしません。(どこかで聞いた事のあるフレーズだ!) 一言にショタコン、と云っても様々です。僕は、第二次性徴期に萌えます。生きてる世界が異なる高嶺の花、純粋故の残酷な瞳、未発達で不安定な状態が一時的に続く「少年」の命は、失われていく前提があるからこそ美しく、尊い。てな訳で、『光速エスパー』の後半で登場するエスパー2号に関して諸々。(前説が気持ち悪過ぎる)光速エスパー』は元々、1964年に漫画家のあさのりじ先生が東芝のマスコットキャラクターとしてデザイン依頼されて誕生したキャラクターです。当初は子供向けの販促用に登場したり、東芝製品や電気店にイラストが描かれ、活躍していたそうですが、折柄の宇宙開発ブームによって直ぐに漫画が1966年に「少年」で連載スタート。そして、同社をスポンサーに宣弘社より制作された特撮テレビドラマ版が1967年に放映されました。後、本放送終了後、1968年~に松本零士先生が独自のオリジナルストーリーで『光速エスパー』を描きましたが、エスパー2号即ち朝川光一君は未登場なので今回は省きます。

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20190531203658j:plain↑ 特撮版『光速エスパー』で、エスパー2号即ち朝川光一役を演じた出川淳くん。当時6歳。(らしい) 正統派美少年です。現在は58歳?(爆) 台詞は棒読み(笑)ですが、この時期にしか出せない無邪気な表情は勿論、明らかに年齢に反した、幼年では出せないであろう達観した表情にドキッとさせられたのでした。

 

 さて、エスパー2号は、#15「エスパー2号誕生」(1967年11月7日放映)に、「エスパーの弟分」として突如、姿を現します。一方、あさのりじ版を辿ると、1968年の1月号「少年」に掲載された、#8「科学基地消滅作戦を阻止せよ!」で初登場ですから、実質、特撮版の方が若干先行している様です。人物描写に置いて特撮版の方が濃厚なので、設定や人物像は特撮版の方を基軸に述べます。立ち位置を一番解り易く云うならば、エスパーの強化服を開発(中)した朝川博士の孫。複雑に云うなら、朝川博士の息子も同じ光波エネルギー研究所に勤める科学者あって、その息子・光一の愛称がエスパー2号。朝川博士はヒカルの叔父なので、光一君とヒカル君は兄弟では無いにしろ、親戚ですね。ヒカルがエスパーになる理由は「選ばれし者」として半ば強引ですが、光一君がエスパー2号に成る経緯は、エスパーに対する純粋な憧れから来ている。ファーストカットは、朝川博士の光波エネルギー理論を一歩進めて光太郎が開発した新光波ロケットを日本で完成させる為に、アメリカで作った推進装置を持って日本へ帰国途中の機内。朝川博士と光太郎の無電が突然切れるトラブルが発生し、同時に外から発光する宇宙生命が飛来する。機内にあったリビア砂漠に隕石が落ちた時にその燃焼で出来た物質だと云う球体の硝子玉が実は宇宙生命であり、その硝子玉が同種の宇宙生命を呼び出したのだ。宇宙生命の光に耐えられず倒れだす機内の乗員、宇宙生命に包まれて外部との通信が一切停止するピンチにエスパーが登場。機内一同及び光一君をエスパーが救出します。任務を終えて宇宙空間を飛ぶエスパーに機内から手を振りながら、エスパーってカッコイイなー!」と憧憬の眼差しでうっとりな光一君。帰国後、朝川博士と光太郎に「僕の一生の御願い!」(光太郎のリアクションからして恐らく口癖の様に御願い毎の決まり文句のようだ)と、念を押した上で「僕、エスパーになりたいんだ!」発言。(かあいい) 終いには、「ねえ、おじいちゃん、僕、どうしてもエスパーになるんだ!」と強化服を作れる見込みのある朝川博士に総(おねだり)攻撃を仕掛けるイケナイ光一君。光一君の御願いを引き受けた朝川博士は、強化服を模したスーツとヘルメットを光一君にプレゼントし「E・S・PER!」と御機嫌に見えたものの、「おじいちゃん、最初はこれで我慢するけど、早く本当に空を飛べるようにしてね」「おじいちゃん、ほんとに頼むよ」と無機能な強化服に不満気な様子だ。エスパー2号の誕生は、同時に新開発される光波ロケット・ラスター号と、ラスター号に収容する小型万能カー・スーパー号無くしては語れません。研究所に保管されているスーパー号(試作品)を発見して、欲望のままに乗り込み、ボタンを無茶苦茶に押しまくっていると、勝手にスーパー号が動き出し、外へ飛び出すのだが、恐らく此処で初登場のBGMは光一君が活躍する際に差し込まれているので、僕は勝手に「エスパー2号のテーマ」と呼んで可愛がっている。(正式名称あったら済みません) 光一君本人の要望もあるが、乗車したスーパー号が一回り小型の試作品だったのもあって、スーパー2号としてエスパー2号専用機として活躍する。因みにスーパー号の小型だから…と云う事で、「スーパー2号」と名付けたのは、ヒカル君。其れを聞いた光一君が自身は「エスパー2号」だと自称した。上述の通り、エスパー2号の強化服はあくまで、エスパーの強化服を模した無機能スーツだと云う解釈が妥当だと思われるが、#16「月面基地応答なし」以降、他の惑星に上陸している時点で宇宙服程度の役割は備わっているのだろうか。間も無く、誰が与えたのか光線銃を手にするが、どうやら玩具の様で実用はしない。一方で非常に活躍を見せたのが、スーパー2号である。エスパーの強化服には飛行能力が備わってるが、エスパー2号が飛行する為にはスーパー2号に搭乗しなければ飛べない。陸海空万能車と云う革命的なスーパー2号は、至ってシンプルなデザインで比較的曲線が目立つ愛らしいフォルム。先端から光線銃を装備し実用出来る他、バリアを張って外部からの攻撃を遮断する事も可能だ。あさのりじ版だと、開閉可能な吸引装置付きの脚が搭載されてて魅力的に映りました。

 

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↑ #24でバリアを張るスーパー2号。ミニチュアです。(左) 「S2」ロゴと足がカッコイイあさのりじ版。(右)

 

 エスパーに憧れる小さな見習いエスパーの2号は、時頼エスパー以上に活躍する場合もある。特筆すべきは、#17「氷の星からきた男」。グラソン星人の飛行艇に敗れて一面砂漠の惑星でエネルギー切れとなり身動きが取れないピンチに陥ったエスパーのSOSを聞きつけて、誰にも何も告げず、秘かにラスター号を抜け出してエネルギーコンパクトをエスパーに届けようと試みるシーンがある。まァ、途中で迷子になったりする御愛嬌も挟みながら、大原博士即ちグラソン星人の心を打ち解かす要因となったエスパー2号が唄う「♪月の砂漠」は光線銃やバリア以上の武器だったと思う。どうやら歌のモデルが千葉県の御宿海岸らしいので、大原博士の故郷なのでしょうか。自分を庇って後悔を遺したまま死んでしまった大原博士の死がショックだったのか、地球に戻った後、光一君は砂場で熱心に砂山に葉枝を差し込んでいます。彼なりの砂漠なのか、御墓なのか、抽象的です。其処に何も知らない同年代程の子供達が「♪月の砂漠」を合唱しながら横切るのだが、「やめろよ!その歌、やめろ!」と、光一君の悲鳴から複雑な心境が伺えます。終盤に押し掛ける空虚感を埋める様に、「家までカケッコしないか?」と、登場するヒカル君に直ぐ笑顔を見せる光一君と、ちょっと遅れて走ってあげるヒカル君がマジ天使。その後も、何故か最後にカケッコで〆る演出が何度かありますが、孰れも光一君が後ろになる事は無く、ヒカル君が率先して遅れててマジ天使。(2回目) あと、個人的に好きなのは、#19「超能力を持つ少女」。意外とプライドが高く、生意気で、サディスティック(?)なエスパー2号ですが、女の子には優しい一面が新たに浮上した回です。肌身離さず持っているママからもらったバッジは「僕の宝物だよ」と自ら語る程に、大切にしているにも関わらず、母が亡くなり独りぼっちの少女・和ちゃんにプレゼントします。そもそも、エスパー2号が云うママってヒカル君のママ?自分のママ?エスパー2号のママは未登場なので、そもそも生きているのか謎。嗜好と云うか、趣味と云うか、星座や天体観測がどうやら御好きな様子。#21「脳波生物ザボール」でラスター号の乗員に星座を訊ねていたり、最終回では、ヒカル君と天体観測していたり。でも、スケートは苦手みたいだね。(かあいい) エスパー2号の魅力は、単体では無くて、エスパーの存在によって効果的に発散された様に思います。第一に、エスパーに憧れてエスパー2号が誕生した事と、その憧れの存在が常日頃傍に居て、時には先輩エスパーとして任務に全うする姿を見て、時にはヒカル御兄ちゃんとして面倒を見てくれて。唯一無二の素敵な御兄ちゃんが傍に居る事の影響力は結構偉大な気がするな。

 

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↑ いつもべったりな特撮版のヒカル君と光一君(左)に比べて、あさのりじ版はヒカル君が光一君に対してドライw(右)

 

 

 

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