これでもくらえ

なにもかもウルトラQのせいだ

東芝レコード/『ウルトラQ』「ペギラ東京を襲う」

 

ウルトラQ』放映当初、朝日ソノプレス社、勁文社、現代芸術社、ビクター、日本コロムビア、ソノレコード社、様々なメーカーから音盤が発売された『ウルトラQ』ですが、中でも入手困難だった東芝レコードの『ウルトラQ』「ペギラ東京を襲う」を入手・拝聴致しました。A面に歌「ウルトラQメインテーマ」、「大怪獣の歌」の2曲。ドラマ「ペギラ東京を襲う」前半収録。B面にドラマ後半を収録。「ペギラ東京を襲う」と題されたドラマは、追記の通り「東京氷河期」(約25分半)の音源を8分程に編集されたフィルムサウンドトラック。時間の都合上、ナレーションは短縮、使用BGMも短縮、台詞も短縮で、テレビ版と対比すると削減による物足りなさを抱くものの、羽田空港の冷凍漬け、異常寒波に襲われる東京、南極観測に向かった淳ちゃんによるペギラのヒント、零戦パイロットだった父・照男とその息子・治男少年の活躍、ペギラの東京上陸と襲撃、ペギミンHの登場、ペギラと照男の最期など、要点は十分に抑えた構成である。前半は由利ちゃんが指揮を取ってペギラの究明に勤しむ一連、後半は照男と治男の活躍に比重が増したが、最期の粗末なラストは(尺の都合上致し方無いが)呆気に取られる。

 

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ペギニH。すけべな響きだな。ペギラ東京を襲う」の解説は音盤の補足の役割を果たしてますが、主役的な配置の由利ちゃん(確かに出演の尺は長い)は良しとして、一平くんが略された上に「他」扱いとは許すまじ。加えて一平くんのかあいいクシャミを略した罪は大きいぞ。絵本と呼ぶには物足りない圧倒的に情報が少ない冊子で、非学な僕はダイナミックに舞うペギラの絵師すら解りません。(TBSビデオサービスプロ?) 表紙絵は大都会東京を象徴する東京タワーに、今は亡き銀座の森永地球儀が描写され、ペギラ襲撃の舞台となった東京が主張されている。暖色と寒色で混合されたパステルカラーの空がファンシーで不気味に可愛い。挿絵は東京湾(推測)の氷漬け。後方に東京タワー。自衛隊の戦闘機から攻撃を受けるペギラ首元めっちゃ直撃してるけど大丈夫か。冷凍光線を発射する好戦的な姿勢と躍動的な構図が同じですね。「東京氷河期」を批判するつもりは無いが、「ペギラ東京を襲う」と云うタイトルは妙に惹かれる。如何にも「ペギラが来た!」の後篇らしいと云うか…。

此れにて、放映当時に発売された『ウルトラQ』単独の音盤類の収集は、(付録欠品してるけど)取敢えず終了。強いて云うならば、放映当初に世に出たものじゃないけど、西條様≒一平くん単独収録のレコード(ソノシート)が、1984~5年辺りに出たらしくて以前から探してます。一般発売では無い非売品で、一平くんが怪獣と会話(?)して昔を懐かしむ(?)録り下ろしの内容。小学館文庫の「フィルム・ブックス ウルトラQ」発売当初に、全巻購入が応募条件だった当選品の様ですが、情報が少なければ知ってる人も少ない。死ぬ迄に聞きたい音源ナンバーワン。