これでもくらえ

なにもかもウルトラQのせいだ

喫茶 Q

 

春ですね。僕はと云えば、不覚にも「大鉄人17」にハマってしまって、チーフキッドに萌え萌えキュンな毎日です。季節の変わり目ですからね、浮気しても許されますよね。(え?) てな訳で、唐突に「喫茶Q」。僕は純喫茶と肩書きが付いたカフェの(ヌルい)愛好者である。特に個人経営店。第一に、現代と一線を画す開業当時と然程変化の無いレトロな空間に浸れるのが大きな要因。インテリア、メニュー表、食器、店員、来客、何もかも現代に染まらず独自の観念と拘りが維持された次元で過ごす幸福な一時は、息苦しい現代に汚染された僕の体を芯から癒してくれる。中には、憧れの時代である1960年前後の景色がそのまま停止した喫茶店も現存する訳で。謂わば懐古的な空間でも在りますが、現代はSNSの口コミの影響か、都内の有名処は意外にもスマホ片手に自撮りに励む若者カップルやグループが居たりして驚く事も少なく無い。基本的に休日は自邸に引き籠って個人の時間を最優先したい僕ですが、止むを得ず生業や用事で外出を強いられる場合、喫茶店は僕にとって救急室の様な役割を果たす。御紅茶もケエキも点滴であり、マスターは御医者様。存在こそ前々から存じては居たが、機会に恵まれず足を運べずに居たのが此所、「喫茶 Q」。ウルトラQ、将又MJの敵組織Q、名前による連想だけで既に愉しい喫茶店です。最寄りは、宝町駅ですが、地図を片手に銀座一丁目駅京橋駅から徒歩圏内。平日の正午前、カモフラージュで外から中を伺う事が出来ない少し重たい扉を開くと、優しそうなマスターと大変美人な奥様と思われる女性が御出迎え。入った瞬間、オフィス街の路地に佇む場所柄、サラリーマンの方に愛されている御店なのでしょうね。「此れからおじさんばかり来るけど...」なんて冗談を交えながら店内に掲示された手書きのメニューを御案内して下さった。

 

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カウンターとソファー席が数席のこじんまりとしたシンプルな店内を見渡すと目に止まるは密やかに存在感を放つ額縁に収められた「Q」の画。どうやら見る人が見たら直ぐに解る有名なデザイナーさんが手掛けたデザイン画だそうで。僕は案の定皆目見当付かず。御店の名前は、マスターの御兄様が「九」と云う御寿司屋さんを経営されていて、そこから肖った屋号らしい。此の御時世、全席喫煙可な喫茶店自体貴重に思える。僕は非喫煙者ですが、男性が煙草を吸ってる仕草が好きなので(気持ち悪い)各テーブルに備えてある硝子の灰皿にトキめいたのでした。ランチ時だったので、御昼休憩の常連さんらしきスーツのオジ様が入店するや否や「なんか扉重たくなった?!」するとマスターが「俺の店は男性お断りなんでね〜♪」と笑い合ってて、注文せずともメニューが出てくる親密な関係が伺える一連に癒されたりと。常連の特権ですね。僕も「軽食セット」を注文しました。ナポリタンと御紅茶。何方も大變美味しくて、只管に至福。御店の雰囲気と、何よりマスターと奥様の温かな笑顔が至高の調味料です。基本的に土日休みで平日のみ営業されていて、土曜は気紛れで営業されているみたい。僕が此の近くで働くサラリーマンに生まれ変わったら、毎日通えるのにナ。

 

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