これでもくらえ

なにもかもウルトラQのせいだ

亡霊怪獣「シーボーズ」登場 in 怪獣酒場 川崎

 

川崎の怪獣酒場で御盆期間に開催していた毎年恒例の怪獣供養祭。人間界の御盆の習慣に従ってウルトラ戦士に倒された怪獣達の魂を慰める為にバルタン店長が考案した行事で、怪獣供養祭の期間中にシーボーズ様が来店するのが御約束。と云うのも、怪獣酒場で行われる"怪獣供養"はシーボーズ様登場回の『怪獣墓場』で宇宙パトロール中に怪獣墓場を目の当たりにしたイデ隊員がキャップに"怪獣供養"を提案し、怪獣達の霊を仏式で弔う描写からのオマージュである。

シーボーズ様は女性の支持者が多いイメージ。戦闘意思の無い愛らしい性質が母性を刺激するのだろうか、現に僕も好きな怪獣の内の一匹だ。去年シーボーズ様登場日に御邪魔した時は開店1時間以上前から並んで入店したけど、後ろは階段の方まで列が伸びていてシーボーズ様の人気を痛感、今年も列が成形されてました。でも今年は仲良し(?)の正ちゃんが一緒に御供して下さったので席を事前に予約、並ばずに済んだ。(感謝)

 

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順番に店内を巡回するシーボーズ様が御席に来る迄、正ちゃんが持って来てくれた玩具で遊ぶの巻。2004年バンプレスト製の見慣れないソフビがかあいい。プライズ品かなァ、実物はパステルカラーっぽい色彩でフォルムから細部まで緻密。何てったって『怪獣墓場』の準備稿が眩しい!35の番号は制作ナンバーでしょうか。ショーケース越しですら見た事が無い御宝なので、僕如きが触れるのも烏滸がましくて。(とか云いつつ触らせて頂いたんですけどw) 何が凄いって、"フジアキコ"の肩書を添えた桜井浩子さんのサイン。鋭いなァ、確かに『怪獣墓場』と云えばフジ隊員を想起します。実相寺監督の露骨な桜井さんに対する愛情が滲んだ一作です。中でも印象的な科特隊基地での怪獣供養の場面で、フジ隊員だけ喪服姿なのは、実相寺監督の趣味…いえ、いつも男性に混ざって隊員服を纏って眠っている女性としてのフジ隊員の美しさを惹き出した演出。桜井さんは自伝本で、不満気に述懐されているシーンだが、その毅然とした態度が実相寺監督を喜ばせている気がするぞ(爆)

 

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怪獣供養の前にハヤタ隊員(=ウルトラマン)の独白がある。「許してくれ。地球の平和の為、止むなくお前たちと戦ったのだ。俺を許してくれ…」これは自らの手で倒してきた怪獣達への謝罪を込めた免罪符に過ぎないが、フジ隊員は怪獣供養で死んでいった怪獣達に対して涙を流し、嘆き悲しむシーボーズ様に対して誰よりも親身に成って怪獣墓場だけが怪獣にとって安息の地である事を啓示した。確かに、女性は男性よりも共感能力が高い傾向にある。ロケット修理中の夜、嘆くシーボーズ様に向かって「そんなに恋しいの?怪獣墓場が…」と憂いを帯びた表情で語るフジ隊員の周りには誰もいない。きっと独りぼっちのシーボーズを労わって一人基地を飛び出したのでしょう。そんな事は知る由も無いシーボーズ様なのに、フジ隊員、健気。桜井さんの声も艶っぽくて余りに耽美なワンシーン。喪服に加えて精神面でもフジ隊員の女性的な部分が秘かに主張された作品でした。

 

そんな感じで怪獣墓場でのフジ隊員に想いを巡らせながら、あーだこーだ遊んでいたら、御待ちかねのシーボーズ様があっと言う間に御席にやってきた。

 

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安定の天使(可愛い)(尊い)(合掌)

 

怪獣墓場を抜け出して(?)怪獣酒場へ遊びに(?)に来店するも、やはり怪獣墓場に帰りたそうに憂鬱な表情のシーボーズ様が慎ましく登場、実に堪りませんねえ(デレデレ)

渾身のしょんぼりポーズ(!)も御披露して頂き、僕ちゃん感激!記念の握手を交わしてバイバイ。白くておっきな御手手が逞しい。嗚呼、僕も怪獣墓場に住みたい!連れてってくれー!(爆)