これでもくらえ

なにもかもウルトラQのせいだ

日本クラウン/フォノシート『大巨獣ガッパ』

 

「クラウン ミュージックブック『大巨獣ガッパ』」を入手・拝聴致しました。

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20180802064252j:image

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20180802064423j:image

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20180802064823j:plain

 

映画『大巨獣ガッパ』が封切りされた1967年4月22日後、同年5月1日に日本クラウンより製作・発行されたフォノシートで、主題歌「大怪獣ガッパ」とドラマが収録されている。

美樹克彦氏が唄う「大怪獣ガッパ」は数ヴァージョンありますが、収録されたのは「クラウンレコード シングルヴァージョン」。映画の冒頭で流れる「ヴァージョン1」(M2合成)、ラストの「ヴァージョン2」(M23合成)と対比するとアップテンポでロック調。

謡曲と演歌の相違、とまではいかないにしろ、シングル版の方を後に知った身とすれば、映画版を改めて聞くとスローテンポで寂寥感を覚えますね。

音盤に「日活サウンドトラックより」と印刷がある様に、ドラマはフィルムサウンドトラック。映画本編84分から重要個所を約10分程に抜粋して簡略化。

映画と同じく、キャサリン諸島に向かう船内からスタート→オベリスク島に上陸→島民によってガッパの存在を知る→洞窟で湖と仔ガッパの卵発見→地震→仔ガッパ孵化→親子ガッパ湖から上陸→帰国途中の船内での黒崎等による仔ガッパ卵の考察→日本・生物研究所にて仔ガッパの能力調査→相模湾方向に飛んだ国籍不明の巨大飛行物体2機が確認される→黒崎が2機の正体は親ガッパではないか疑う→親ガッパ熱海に出現・破壊→自衛隊、米軍によるガッパ撃退攻撃(SEの嵐)→オベリスク島のサキが親ガッパ出現の理由、仔ガッパ返還を懇願→河口湖に潜む親ガッパが音攻めとミサイル攻撃を受け、絶叫するサキ→日光方面を襲撃、国道4号線を破壊したガッパが東京方面に迫る→黒崎に親ガッパを仔ガッパを返すよう催促する小柳→仔ガッパ返還→「ガッパ、あんなに喜んでるわ」(突然の幼女)→飛び立つ親子ガッパ→ガッパ飛び立った後のラストの台詞→殿岡「払った犠牲は大きかったけど、ガッパは我々に貴重な体験を残していったのかも知れないな…」→〆の主題歌は謎のBメロスタート(しかもシングル版)

身勝手な南海の楽園計画の一部始終や小柳を取り巻く恋愛描写と云った大人の事情は全面カット、オベリスク島の洞窟で黒崎が小柳に吐いた「東京へ帰って玉ネギでも刻んでろ!」の名(迷)言も勿論除外対象です(笑)

しかし、子を愛する親ガッパの純心と人間の憐れな過ちと哀愁漂う独特な世界観と云った要点は十分に抑えている。何故か、親ガッパの進路報道のラヂオ音声が映画よりも音だけの世界の方が一段と際立っていたな。ナレーションの代役と云うか。

 

フォノシートの魅力と云えば、本編では見れないストーリーを描いたオリジナル脚本だったり、実写と異なる迫力を魅せる画家の挿絵が楽しめるブックレットだと思うンですけど、コレは音がフィルムサウンドトラックならば、紙も劇中の見所とスチール写真のみ。でも、物語は割と丁寧に執筆されてます。

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20180802064643j:plain

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20180802064745j:image

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20180802064718j:plain

 

申し訳程度のぬりえがユニーク。(酷いとは言ってない)

何故か羽田空港滑走路にて御子ちゃま返還待ちの親子。制作意図が謎過ぎる。

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20180802064559j:plain

 

海水がしょっぱいのはガッパのせいだったのか