これでもくらえ

独断と偏見で意見具申。主に鑑賞記録。日々研究。

『ゴジラ伝説Ⅴ 2018』 in 下北沢GARDEN

 

2018年3月24日(土)に下北沢GARDENで開催された『ゴジラ伝説Ⅴ 2018』へ行って来ました。

 

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"崇高なる伊福部昭氏の楽曲を元ヒカシューである井上誠さんの編曲によって生み出された"「ゴジラ伝説」のライブが、昨年4月NYで開催された。

そして、NYでのオリジナルメンバーが再集結となったのが今回の『ゴジラ伝説Ⅴ 2018』である。

 

ライブに足を運んで置いて大変御恥かしい話だが、私は音楽に疎い。

楽譜も読めないし、楽器も弾けない。J-POPだのテクノだのジャンルなんてもっとワカラン。おまけに音痴だ。コンサートやライブなんてのも行った記憶が殆ど無い。ライブハウスだって、前日参加したアイアンキングのオールナイトが初めて(マジかよ)

そんな音楽素人な自分でさえ、伊福部昭氏の独創的な旋律には比類の無い猛威を感じる。

他の追随を許さない根深いバイタリティーの絶大な威力を基盤に、井上誠さん、ヒカシュー、 チャラン・ポ・ランタンの独自性が織り成す世界観は、実に刺激的だった。

上記の通りライブ初体験で耐久が無い故に大音量でチビりかけたし「船上の音楽」の後に出現したゴジラ(虚妄)に心臓を素手で鷲掴みされた私の体は、爆音の渦に引き摺り込まれたのであった。

ゴジラ伝説Ⅴ」のトラックナンバーを想起させる構成で、ゴジラシリーズ他、『ラドン』『海底軍艦』と云った、東宝特撮映画の楽曲も披露された。

 

中でも大変印象深く感銘を受けたのが、曲の合間に展開された井上誠さんの解説。

穏やかな調子で軽快に語られる数々の逸話の中、『モスラ』の原作「発光妖精とモスラ」より「発光妖精」(小美人)と「ラジウムガールズ」の関連性が脳裏に焼き付いて離れない。

妖しく発光するラジウム(放射性物質)入りである夜光塗料だとは一切知らされずに、時計の文字盤に夜光塗料を塗るペインターとして労働していた女性達の悲劇、原水爆実験場として放射能汚染されたインファント島の悲劇……何方も被曝による悲劇である。

示唆に富む鋭くディープな井上さんの御高察に絶句したのは云う迄も無い。

 

それにしても、メーサーマーチと怪獣大戦争マーチの一体感は凄まじかったなァ。

オールスタンディングで私は後方に居たんですけど、観客の体の揺れがハンパなかった

伊福部サウンド妙の独創的なアレンジの妙も然る事ながら、ライブならではの生歌も迫真的。

正に"下北沢にゴジラが出現した"一夜限りの儚く豪快な伝説でした。

 

 

 

ゴジラ伝説 V

ゴジラ伝説 V