これでもくらえ

なにもかもウルトラQのせいだ

朝日ソノラマ/ソノシート「ウルトラマン」(3大怪獣対決 恐怖の怪獣島)

 

朝日ソノラマソノシートウルトラマン」(3大怪獣対決 恐怖の怪獣島)を購入・拝聴しました。

 

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A面に主題歌「ウルトラマンの歌」「特捜隊の歌」と「10大怪獣のなき声(怪獣動物園)」、B面にドラマ「恐怖の怪獣島」を収録。
ソノシートと別に、数ページのブックレットが付属している。

 

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四角い冊子をペラペラと捲り乍ら、プレーヤーで回転するソノシート嗜む至福の時間を味わうが為に入手したものの、内容はCDの『復刻ソノシートドラマ「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」』で認知済み。

 

「10大怪獣のなき声」と題して収録されている「怪獣動物園」が面白い。

ただの鳴き声の垂れ流しでは無く、1つのドラマとして構成されていると言っても過言ではない。

怪獣動物園へと誘うのは、如何にも関わっちゃいけない怪しいオジサン

登場怪獣は、アントラーネロンガ、ラゴン、ここで突如「特捜隊の歌」が流れ、チャンドラー、グリーンモンスピグモン、マグラー、レッドキング、スフラン、ベムラー

怪しい(けど味があって憎めない)オジサンのインパクトが強くて押され気味だけど、勿論、本題である怪獣の音声も鮮明に主張されている。

収録されてるドラマの舞台が多々良島だからだろうけど、それにしてもスフランの鳴き声(って言うのか?w)を入れてくるとは、なかなかマニアックだなァ。

 

オリジナル脚本(金城哲夫氏)のドラマ「恐怖の怪獣島」は、火山噴火の為に無人島になった多々良島へ3年ぶりに気象観測所の先発隊が出向するという、テレビ版「怪獣無法地帯」を想起させる。

アントラーネロンガの出現によってピンチを迎える先発隊が、科特隊にSOSを発信して出動する科特隊一同の点呼や、暴走してキャップに怒られるアラシ(安定)など、キャラ設定に真っ直ぐな描写が好印象。

「10大怪獣のなき声」とリンクする『この島はまるで怪獣動物園だ』と言うイデ隊員の台詞が見事だ。

簡単に死んだアントラーに続いてラゴンが登場するもネロンガに怖気付いてさっさと退散してしまうし、"3大怪獣対決"って主張してるけど、3体同時に戦うわけじゃないんだよね(´・ω・`)

最終的には、ウルトラマンネロンガに落ち着き、スペシウム光線ネロンガダウン。

キャップのナレーションで始まり、キャップのナレーションで終わる爽快なドラマである。

 

冊子の挿絵は、南村喬之氏、中西立太氏。

この秀逸な劇画との出会いもまた、フォノシートを手にする愉しみの一部だ。

 

今にも死にそうな先発隊からSOS信号を受けてこれから多々良島へ出動と言うのに、

 

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科特隊の皆さんが楽しそうで何よりです。

 

テレビ版とは異なる劇画ならではのスペシウム光線の描写にも注目したい。

 

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光線ポーズに違和感を覚えるが、そなこたよりアルカイックスマイルに拍手。

特撮では困難でも、絵ならではの表現、迫力といったコンテンツが、音声のみのドラマに加わり魅力溢れる世界観が生まれる現象は紛れも無くテレビ版では味わえない娯楽だろう。

 

ドラマの物語に沿った挿絵の他、「世界大冒険地図」と題して海上に纏わる探検家や船などの解説や「世界の特捜隊」といった、ソノシート「ウルトラQ」(恐怖の死闘!ナメゴン対ゴメス)同様に濃密な辻真先先生によるページが世界の広さを教えてくれる。

辻真先先生が難しい言葉の並びに時頼魅せるユーモラスな部分が好奇心を擽るのだ。

もはやこれを教科書と呼んでも過言ではない