某A氏の独白帳(仮)

独断と偏見で意見具申。空想特撮シリーズを始めとした特撮作品の鑑賞記録など。

「マイティジャック」1話~13話(完)/感想

 

正直な所、いくら駄文だとはいえ各話感想を残したいというのが本望だが、如何せん各話レビューするのが面倒時間がない(言い訳)ので、作品全体の感想を失礼致します。

 

1968年フジテレビから放映された、円谷プロ製作のSF特撮テレビ番組「マイティジャック」(以下、通称MJ)。

ターゲットを大人向けに製作されており、怪獣や宇宙人は一切登場せず、人間達によるスパイアクションをメインに、メカ同士の戦闘を絡めたTV特撮初の1時間枠番組。

低視聴率で事実上打ち切りになった話とか、ターゲットを子供に変更した「戦え! マイティジャック」の話はまァ黙っておくとしませう(爆)

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20171008193521p:plain

 

で、感想ですが、どの立場からモノ言ってんだおめえはって感じですけど、やっぱ色々と惜しいと言うのが正直な感想ですね。決して、つまんねえとか思ってないよ。

そしてひたすらなげえよ。30分枠かと思ってたら、1時間枠て。 (よく最後まで観たな自分)

二谷英明氏や南廣氏、イデ隊員で御馴染みの二瓶正也様を始めとした豪華キャスト陣だったり、各種メカや隊員服のスタイリッシュで先鋭的な成田亨氏デザイン、そして何より、円谷英二氏が徹底監修を行ったと言う精巧なミニチュアやセット、万能戦艦MJ号を始めとしたメカや爆破の特撮シーンには、改めて感服せざるを得ない傑作。

だが、11人もいたっけ?と思わせてしまう隊員の設定が希薄で、結局メインの隊長(二谷英明氏)と副隊長の天田(南廣氏)、ハゲてるドクター(春日俊二氏)、イデ隊員ゲン(二瓶正也氏)、博士(天本英世氏)、めぐみさん(久保菜穂子氏)、マリちゃん(池田和歌子氏)が鮮明、辛うじて一度見たら頭からなかなか離れん顔立ちの玉木(田中淑隆氏)が記憶に残る程度。

1時間の割りにキャラを掴めなかった登場人物が居るのは事実だが、MJはあくまで秘密組織で、普段は普通に仕事してる隊員のプライベートな一面が伺える描写は本作ならではの魅力かもしれない。

ただやはりキャラをよく解ってない故、第11話「燃える黄金」にてMJ艦載機・エキゾスカウトに搭乗した特に思い入れも無い玉木と、誰?なトミー(大屋満氏)がQの攻撃を受け、無念の殉職を遂げても、涙一粒でやしねえ訳でして\(^o^)/

まァ、玉木とトミーの安否を心配して隊長に牙をむく副隊長とかゲンたそは好印象でしたけど。

流石にグーパンはやり過ぎだよ、隊長。

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20171008232246p:plain

 

個人的だが、隊長とゲンは第1話「パリに消えた男」でのギクシャクした関係性が非常に印象的で、以降の話でも活用されると思ったら、全然活かされてなくて残念。グーパンだけやった。

 

あと、MJ隊員の恋愛描写が全部悲恋だったのもなんだかなぁ。

第5話「メスと口紅」では、ドクター。

第8話「戦慄のオーロラ」では、めぐみさん。

第12話「大都会の恐怖」では、天田副長。

第13話「怪飛行船作戦」では、当隊長。(しかも複雑)

あと第9話「地獄への案内者」はゲストだが、ゲンの(ラグビーの)先輩である久能(高津住男氏)と江里子(桜井浩子氏)も。悲しいメッセージが秘められた腑に落ちないラストだった。

 

ちなみに一番好きな回は、笑撃回第7話「月を見るな!」である。

細部まで非の打ち所がない原子力月宇宙船・月光号のセット、OPから惹き込まれるパニック描写、爆発事故の犯人を巡って二転三転する推理アクションが痛快。

だが、わざわざ新兵器をカモフラして制作した月の模型をMJに「月を見るな!」と告知したり、アダムス博士が寝ていたベッドからQのエンブレムが現れたり、地図からQのエンブレムが浮かび上がったり、Qの自己顕示欲がヤカマシイ

そして月を見るなと言われたのに見ちゃうめぐみさんェ・・・

ゲン宛に謎に送られた鳩の餌とかね、隅々までツッコんでいたらキリがないです。

中でも、Qによって宇宙船に仕込まれた爆薬の流れがナレーションによって「Qの魔の手は一応粉砕され」と雑に処理されたのはワロタ。一応ってなんだよ、一応って

そいでもってラストは月じゃなくて、夕日。まァ、別にそれはいいんだけどサw

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20171009001909p:plain

 

最後に、ゲスト出演なさった印象深い御三方が最高だったので聞いて欲しい。

 

第8話「戦慄のオーロラ」天田副長の旧友・関谷役、佐原健二様。

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20171009005901p:plain

「歴史を振り返ってみろ、どれだけの戦争が繰り返されてきた事か、如何に話し合いが無力であるか」とデリケートな台詞を披露しつつも、Qは「同志を裏切らない」と言ってる傍で裏切られたり、Qに闇落ちした原因が明白で無いからこそ、少々マヌケなQの手下を好演。シャワーシーンたまらん。

 

第13話「怪飛行船作戦」当隊長の旧友・佐川役、平田昭彦様。

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20171009011746p:plain

 明かされる当隊長の過去に無くてはならない、潜在的に重いテーマが主張された重要人物。絶対死んで欲しくなかったよ。

当隊長と愛人を幽閉しておきながらなかなか攻撃せず、普通に優しくて笑う。

 

第9話「地獄への案内者」217号役、伊藤久哉様。

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20171009013753p:plain

Qの新型戦艦である、巨鯨型万能戦艦「ホエール」の艦長。

過度な行動により、敵側に存在を察知されてしまった責任として、殺人ロボットに改造された捕虜101号(久能)と共に日本に潜入し、目撃した生存者の抹殺を命じられる。

ひさやん御得意の冷酷な悪役だが、指令待機中に一服するマイペースな一面が愛らしい。

 

…「マイティジャック」に関して、俺氏からは以上です。

「戦え!マイティジャック」に続くっ(多分)

 

 

 

マイティジャックDVD BOX

マイティジャックDVD BOX