某A氏の独白帳(仮)

独断と偏見で意見具申。空想特撮シリーズを始めとした極一部の特撮、旧邦画の鑑賞記録など。

快獣ブースカ「ワッペン戦争」放映23話

 

快獣ブースカより、放映第23話(制作第24話)「ワッペン戦争」の感想です。

 

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大作のクラスにやってきた金持ち転校生ツトム君がワッペンを配った事が原因で、大作のクラスはアンパン騎兵隊とビスケット騎兵隊に分かれて対立、元帥のワッペンを求めて戦争を控えていた。

両軍付かずのツトムは突如現れた不良少年の脅嚇によりビスケット騎兵隊側に利用されてしまうのだが………

 

不覚にも泣いた

本作は弱虫だったツトム君が、争い事を止めに一人で勇敢に立ち向かう成長物語。

そして一層増して、ブースカの温和で情に厚いキャラクター性が描かれた傑作だ。

 

キザで金持ちで嫌なサトル君転校生だと思い込んでいた為か、不良少年に時計を強奪されて泣きじゃくってブースカが救出し家まで送る流れ、一度豪邸の前で立ち止まる演出が何とも憎い。

豪邸裏の身形に合わない小さな御家がムシバ君ツトム君の家で初めて"あ、この子貧乏なんだ"と察する訳でして…その後、元帥のワッペンを利用してブースカに口止めしようとするツトム君にも心を乱された。

 

ツトム「この家の事だれにも言うなよ?」

ブースカ「なぜ?」

ツトム「恥ずかしいからさ」

ブースカ「なぜ恥ずかしいの?」

 

これ以上何も語られていない事によって、貧乏を隠して金持ちのフリをして自身の弱い心も一緒に誤魔化しているツトム君の心情が明るみに描写されている様に思う。

 

両者の争いから逃げ出したツトム君の前に現れたツトム母とブースカのクライマックスは、何故だかブースカがツトム君の亡き父が投影されて見えた。

「弱い者は、いつでも弱いんだ。強い者は、いつでも強いんだ。」と弱音を吐くツトム君に対して、自身の勇気で変わる事をブースカはワッペンを通して伝えている。

怪我をした時に「痛い痛いの飛んでけ!」とまじないをして痛みが去っていく気がする様に、ここで登場したブースカのワッペンは一種のまじないだったのだろう。

キッカケは勇気のワッペンだが、ブースカは最後にどうしたいか選択はツトム君に任せている。自分で決めて、自分で行動する勇気が何より大切なのだとブースカは教えてくれたのだ。

 

今回、あくまで主役はツトムちゃんなので大作が全く活躍しないのが良かった。

個人的に推しのジロ吉とゴン太が活躍してて最高でした(鼻息)

 

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ゴンたそは既に声変わりしてるってキャラ設定だけど、ジロちゃんもだいぶ声低くなった気がする…

 

ツトム君の苗字は「鈴木」だったけど、鈴木俊継監督と関係あるのかな。

ブースカのスーアクが清野幸弘氏で珍しい。

メインの中村晴吉氏と比べると、やや大人しい印象です。

 

 

 

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