某A氏の独白帳(仮)

独断と偏見で意見具申。空想特撮シリーズを始めとした特撮作品の鑑賞記録など。ネタバレ含。

映画「ゴジラ対メガロ」(1973年 東宝)

 

監督・福田純(本編)、中野昭慶(特撮)
ゴジラ対メガロ」の感想です。

 

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新登場に昆虫怪獣メガロと人間型の電子ロボット・ジェットジャガーを迎えたゴジラシリーズ第13作目。

197X年、アリューシャン列島のアスカ島で度重なる地下核爆発実験が行われた結果、

怪獣島まで被害が及ぶ事態となる。

環境を破壊された海底王国のシートピアが、守護神である昆虫怪獣のメガロを使って地上人に宣戦布告するのだが………

 

「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」に引き続き本作に登場するゴジラは、「正義のヒーロー」ならぬ「正義の怪獣」である。

「三大怪獣 地球最大の決戦」モスラの説得を聞き入れず頑固な一面を見せるゴジラだったが、青年科学者・伊吹吾郎(佐々木勝彦氏)が製作した電子ロボットジェットジャガーの出動指令には即座に了承。ゴジラは地球の...というよりも完全に人類の味方だ。

スーツアクター中島春雄氏から高木真二氏への交代が影響しているのか、新造スーツのフェイスは目が大きく可愛い印象が残る。威厳どこいった。

 

一方、ジェットジャガーはあくまで日常生活の娯楽若しくは研究の為に制作されたロボットの為、殺人兵器や武器が搭載されていない。

カラフルなボディに対して、マスクは敵なのか味方なのか曖昧な表情が絶妙。

主に電波操縦器で遠隔操作、もしくは緊急用に作られたペンダント型のマスターコントローラーから命令を出して機能する仕様だったが、まさかの自ら意思を持って行動する様になるとはな!

そして更に巨大化するとはな!!

 

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吾郎の年が離れすぎてる弟・六郎(川瀬裕之)なんかウルトラマンみたいで喜びそうだと思ったけど、「ジェットジャガーが…あんなに……」って複雑そうな顔してて笑った。

 

それにしてもシートピアの海底王国のインパクトはなかなか強烈だった。新手のカルト宗教っぽい。

謎の舞を披露してた銀のストレッチマンみたいな女性のスケベな衣装はどうなってんだありゃ。嫌いじゃないんですけどねえ(爆)

比べて、派遣されたシートピア人達は弱いし味気の無い残念な奴ばかりだった。

残念と言えば、メガロだ。これは好みの問題だろうが、悪役ならではの華と言うものが、見受けられなかった。

ただ、翅を広げた際に細部まで手がけられていた不気味な色合いは秀逸だ。

その不気味な翅を大いに怪しく羽搏かせて欲しかったものだが、進みが悪い謎のジャンプで移動って(爆)

メガロの都市破壊シーンは過去作の流用が殆どを占める中、ダムの豪快な破壊描写には注目したい。目を凝らすとミニチュアの出来が素晴らしく、崩壊したダムの溢れ出す水の圧力と岩崩れは衝撃的だ。

 

友好関係にあるとしてM宇宙ハンター星から緊急派遣されたガイガンが宇宙から飛来し応援に加わるのだが、メガロと並んでしまうと益々ガイガン最強にイカした造型なのが良く解る。

これは前作のギドラとのタッグでも言える事だが、ハイタッチ堪んねえ…(拝)

 

吾郎の事を「先輩」呼びしてた陣川博(林ゆたか氏)が駆け出しレーサーだからであろうか、登場したオープンカーと手の込んだカーチェイスは非常に見応えがあった。

気のせいかもしんないけど、なんか”吾郎と博”はウルトラQの”淳ちゃんと一平くん”ぽかったなァ。吾郎ヘリ乗ってたし。

 

 

 

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