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某A氏の雑記帳(仮)

独断と偏見で鑑賞記録。主にウルトラシリーズ、特撮映画。他、イベントレポートなど。

映画「独立愚連隊西へ」(1960年 東宝)

映画 東宝

 

岡本喜八監督、映画「独立愚連隊西へ」の感想です。

 

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ぐれんたーーーーーーーい! ウェイwwwww

 

痛快なテンポで豪快なアクションを繰り広げる前作の「独立愚連隊」から増して娯楽性に富んだ喜八タッチ炸裂の大傑作。

重苦しく暗い印象に成りがちな戦争映画を明るいアクション映画に仕上げコメディ要素に緊張感まで融合させてしまうだなんて、流石の岡本監督である。

コメディ面は特に凝っていてだいぶ声出して笑ったのですが中でも、新田参謀に変装した神谷一等兵(堺左千夫氏)と大江大尉(平田昭彦様)の温度差。あれはズルいよ。笑うよ。

 

続編で有りながら、話は全く別物。明るいテーマ曲に秒で惹かれたよね。

軽快なリズムを刻みながらも、映像はとんでもねえ状況なのが凄い

曲も映像も強烈でテロップも豪華で普通に脳処理が追い付かんよ\(^o^)/

このテーマ曲は度々、劇中とエンディングを飾っているが不思議とくどく感じない。むしろ明朗さを増して胸躍らせる秀逸な演出だったと思う。

俳優陣のキャスティングも見事で、主演のみならず緻密な設定の登場人物一人一人が魅力に満ち溢れていた。

台詞を発する事も無かったが、戦争孤児はの存在は中でも印象に残る。あと、片言な天本英(ry

まあ言うまでも無く、佐藤允様は別格なんですけど

 

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本当にこれ以上彼には深入りしてはならないと思う。命の危機を感じる。

 

本作は、行方不明になった日本軍旗の捜査と争奪戦を描いている中で、根本には戦争に批判的な精神が根付いており、軍旗よりも大事なのは、人の間に生まれる友情だったり命である思想を抱いた。

強くそう思わせたのは、通称赤ちんの小峰衛生兵(江原達怡氏)と全く美しさが生かされていない羽島六合子(水野久美氏)の悲恋、そろばんとかで大活躍した(適当)神谷一等兵の戦死。

こういった人情溢れる人物の戦死は非常に胸が痛み動揺したが、悲壮感とはまた違った、戦争の愚かさを一層痛感したのである。

序盤に出くわし御預け状態にあった中国軍との戦争が平和に終了するオチも実に快哉どこで生まれたか分からない男の友情が興味深い。

 

敵か味方かサスペンステイストな展開を生んだとにかく責任にこだわりをもつ金山中尉(中丸忠雄氏)の存在にも拍手。後半からの登場にも関わらず、美味しいとこ全部持って行ったぞこいつ。

 

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ウインクとかやめて。軽率に惚れるからやめて。

 

 

 

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