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某A氏の雑記帳(仮)

独断と偏見で意見具申。主にゴジラ、空想特撮シリーズ等、特撮作品の鑑賞記録。他、色々と。

映画「天才詐欺師物語 狸の花道」(1964年 東宝)

 

ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。 

山本嘉次郎監督、映画「天才詐欺師物語 狸の花道」の感想です。

 

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原作、町田浩二氏「詐欺の天才奮戦記」を平戸延介氏が脚色した喜劇映画。

再上映された際に改題された様で、フィルム上のタイトルは「天才詐欺師物語 たぬきの中の狸」だそう。なんかもう既に詐欺っぽい…(ぇ

 

全く趣味では無い映画ですが、どうも自分は「伊藤久哉」の文字の並びを見てしまうと居ても立っても居られないようだ\(^o^)/

 

競輪狂の仙田喜市(小林桂樹氏)は、数々の至芸で人を騙しながら金儲けをする筋金入りの詐欺師である。

やがて警察に捕まるも、喜市は刑務所内でも御得意の巧みな演技によって取り調べの刑事・小仏善平(三木のり平氏)の同情を買い、予定よりも早く仮釈放となる。

一目散に妻であるテル子(淡路恵子氏)の元へと帰ったが、既に新しい男(桐野洋雄氏)が住み込んでいた。一人娘の玉

……悪魔ッ子じゃねえか!w

逆上した喜市は、またも詐欺を働き刑務所行き。そこで自称ベテラン犯罪者の赤井紋太(森繁久彌氏)と出会う。

何やら美し過ぎる囚人が…思ったら、古谷敏さんが御出演なさっておられる。いやほんと囚人にしては綺麗過ぎ!(爆) ちなみにテル子が勤めていた料亭に、二瓶正也さんの御姿も…

またもや仮釈放となった喜市は、貝原産業の雇われ人となり真面目に働いていたのだが…

 

教訓:美人に気を付けよう!

最後に出会ってしまった須藤敏子(司葉子氏)の詐欺が一番秀逸でしたな。詐欺の規模が膨大過ぎる。

騙し上手な上に、騙されるのも上手な(爆)喜市のキャラクターが憎めない。

最後は陽気に競輪場へ向かう場面が非常に明朗で、悲劇に思える展開を喜劇に展開させた演出が見事。妻に騙され、愛した女に騙され、当分女は懲り懲りだろうがw

 

本作の見どころは、自称だったヘッポコ犯罪者(言葉を選べ)である紋太、堅実な詐欺師である喜市、頼りない刑事である善平、三者のユニークな競演に尽きる。

特に最後まで喜市を担当し付きっ切りだった善平の役柄は一段と光っていた。

紋太はビジュアルが強烈すぎ

悲観的な犯罪者をコミカルに映した演出は素晴らしい。だが、大山署の緩さは笑えねえ・・・

他、印象に残ってるのは序盤の煙草荒らしの際にくどかった坊やのアテレコかな(爆)