某A氏の独白帳(仮)

独断と偏見で意見具申。主にゴジラ、空想特撮シリーズ等、特撮作品の鑑賞記録。他、色々と。

映画「血とダイヤモンド」(1964年 東宝)

 

ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。

福田純監督、「血とダイヤモンド」の感想です。

 

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ドキッ!イケメンだらけのダイヤモンド争奪戦!(怒られろ

 

小柴(佐藤允氏)、跡部(藤木悠氏)、手代木(砂塚秀夫氏)、ジロー(石立鉄男氏)4人の強奪グループが、神戸税関前で三億六千万円のダイヤの原石を強奪。

主犯格である小柴は逃走の際に、ボディーガードが撃った銃弾を受けて負傷する。

よって、悶え苦しむ佐藤允様を十分に堪能出来ます。

繰り返します、悶え苦しむ佐藤允様を十分に堪能出来ます。

しかもなんでこんなにイケボなの?重低音丸出しで鼓膜が萌え死んだよ??

同時にダイヤを狙い神戸税関襲撃を計画していた宇津木(田崎潤氏)率いるギャング団は、小柴からダイヤを強奪すべく動き出す。

そこへ悪徳私立探偵の黒木(宝田明氏)が事件を察知。保険会社代理人ポール(オスマン・ユセフ氏)にダイヤ奪還の報酬を約束し、次に小柴の連絡係である利恵(水野久美氏)に近づき交渉に成功。

空家のガレージの中に身を隠した小柴は、次第に悪化する容体の小柴の治療を余儀なくされ、外科医である秋津(志村喬氏)と人質として娘の津奈子(中川ゆき氏)を誘拐。

間もなく手術を行い銃弾の除去に成功するが多量出血の為、O型の輸血をせねば成らぬ事態に。その場でO型の血液を持つのは唯一、黒木のみだった。

輸血シーンが案件過ぎると思うのは自分だけでしょうか?

ハッキリ言いますね、なんだこのホモ展開は。控え目に言って大興奮でした。腐った目で見てしまってかなり申し訳。後悔はしていない。

宝田明様の血を佐藤允様の体内に入れる」(言い方変えなさい)という行為、自分は神聖な儀式として神秘を感じた。

冷酷な悪党と硬派な悪党のコントラストいうのでしょうか…非常に魅力的な映像を見せつけられた……(吐血)

周りに敵意剥き出しだった小柴が黒木に弱みを曝け出し心を開いた最も美しい瞬間(シーン)だったと褒め称えたい。黒木に対してだけ小さく笑顔を見せた小柴をわたしは見逃さなかったぞ。まァそんな小柴をあっさり裏切る黒木様最高なんスけど

 

団結力も信用も全く無い疑心暗鬼に陥った小柴率いる強奪グループは流れる時の中で改心した者が居た。秋津と娘の津奈子の人情味に触れ感化した手代木とジローである。あいつ等には不覚にも泣かされた。特に手代木、あいつはいい奴だよ。幸せになって欲しかったよ。

ただ死に方は申し訳無いけど無様でしたねぇ、気持ちは分かるけど無意味な発狂はおよしになって。

この両者に対しては「裏切り」では無いと判断したいが、小柴の立場になって見れば裏切り行為に過ぎないのは確か。

やっと信用出来る友情が芽生えたと思った黒木にも利用され、小柴に対しては遣る瀬無い気持ちばかりが残る。負傷して苦しみ汗まみれなのに一度も弱音を吐かず気丈に振る舞い、最後まで強く勇ましかった小柴。好きだ、結婚してくれ。

 

本作は、ダイヤ強奪戦から人間の愛憎劇への転換が非常に見事で秀逸。

張り詰める空気の中で展開されるサスペンスや痛快なアクションの中で、ライトやマッチの明りで目元や顔だけを映す光と闇の演出が妖しげで奇麗。白黒の魅力を最大限に生かされている。

" 哀愁漂うテーマソングに乗せて小柴率いる強奪グループの無残な死体に、転がるダイヤの原石。一番極悪な裏切り者だった黒木だけが、美しい… "

このラストは何故か「ライチ☆光クラブ」の終末と重なった。黒木とカノンは全然違うけどネ…