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某A氏の雑記帳(仮)

独断と偏見で鑑賞記録。主にウルトラシリーズ、特撮映画。他、イベントレポートなど。

映画「キングコング」(1933年 RKO)

映画 特撮

 

メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シェードザックが監督・制作、ウィリス・H・オブライエンが特撮を務めた、映画「キングコング」の感想です。

 

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世界特撮映画の元祖であり、偉大成る円谷英二氏が特撮を志す動機になった作品という話はあまりにも有名。

 

物語の始め、映画監督のカール・デナムと女優にスカウトされたアン・ダロウ、船員のジャック・ドリスコルは船長や乗員と共に、地図には載っていない髑髏島へ上陸する。

上陸した髑髏島は、コングを始めとした恐竜などが生息する怪島であり、美女をコングの生贄に捧げる儀式が原住民達によって執り行われていた。

原住民達はアンを目にするや否や「コングの贈り物にする」と催促するが、一同は断り一先ず退散する事に。そんな中、危機感も無く速やかに愛を語り合うアンとジャック

案の定、アンが原住民達に誘拐されコングの玩具(言い方変えろ)にされてしまう。

この辺りからコングの最期まで瞬きする間もなく衝撃的な映像が止まらない!

コングに捕らわれたアンを救出すべくジャック達は森の中へ追跡する中、登場する数々の古代怪獣。そして対コング。男に容赦なさすぎだろ

逆に言えば、美女に弱過ぎるコング。二人きりになり服を千切ったり、匂いを嗅いだりなどといった扇情的な仕草まで、人間の様に描写されている。

戦闘で印象に残るは、ティラノサウルス対コングであろう。

メキメキと口を裂く手応えの有る止めに滴る血が熾烈な戦いを物語る。(間におるアンめっちゃ怖かったろうな…)厳重に死亡確認するコングが堪らん。

怒り狂ったコングが村を襲う大恐慌もまた凄い。残虐ショーだ。お願いだから人間を口に入れないでくれ

 

アンは無事に救助され、ジャックと船長は島を脱出しようとするがデナムはコングをニューヨークに連れ帰りショーに出演させ、一儲けしようとニューヨーク崩壊フラグを企む。

案の定、拘束していた鎖はコングによって呆気無く破壊されニューヨークの町は大パニック。(よっ!待ってました!)

 

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混乱しているニューヨークの町でコングはアンを見つけ連れ出し、最期の舞台となるエンパイア・ステート・ビルへ登り始める。

間もなく頂上に到着すると、警察の飛行機4機の銃撃に撃ち落とされ、息絶えた。

攻撃された飛行機が堕落した際にパイロット側の視点が回転する表現に拍手!

一方的ではあったが、コングは確かにアンに惚れ込んでいた。最後にアンを優しく撫でる素振りが深い。全体を通しても、コングの感情描写はよく仕草に表現されているのが伺える。

大迫力なコング襲撃シーンを余所に、ラストは哀愁漂う遣る瀬無い感情に支配される。

「美貌が野獣を仕留めた」と、最後に語られる卑怯者の知った様な台詞が憎い。本当の野獣は何方であろうか。

 

技術面に置いて、CGが飛び交う現代では流石に古めかしい様に映るかも知れないが、80年以上前に制作された件を考慮せずとも十分に楽しめた。

怪物が続々現れ人々を恐怖へ追い込む展開に大興奮しつつ、無駄の無い構成にただただ感服であります。

 

 

 

キングコング [DVD] FRT-032

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