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某A氏の雑記帳(仮)

独断と偏見で意見具申。主にゴジラ、空想特撮シリーズ等、特撮作品の鑑賞記録。他、色々と。

映画「若い仲間たち うちら祇園の舞妓はん」(1963年 東宝)

 

杉江敏男監督「私と私」で主演を務めたザ・ピーナッツに魅了されてしまい、今週もラピュタ阿佐ヶ谷へ行ってきました。

 

佐伯幸三監督、映画「若い仲間たち うちら祇園の舞妓はん」の感想です。

 

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東宝配給、宝塚映画として京都の祇園を舞台にしたミュージカル作品。

主演はザ・ピーナッツだが、準主演としてスパーク3人娘が出演。

更には、スリーファンキーズを迎え彩り豊かな娯楽映画に仕上がっている。

 

歌劇が主要となるが、祇園で舞妓の道を進む運命に立つ高林トリ子(伊藤エミ氏)と、運命を断ち切り祇園を出て人気歌手になった高林ヒナ子(伊藤ユミ氏)双子の二人、そして母の綾(乙羽信子氏)人情を織り交ぜた濃密なストーリーも見応えがあった。

俳優陣の京言葉が堪りませんな!

舞台が京都なだけあって勿論方言ですが、流暢で美しい言葉遣いに風情が漂う。

高林家の家庭の事情が重圧な点をスパーク3人娘が溌溂とした空気に転換する良い役柄だった。特にミエ子役の中尾ミエさまかわいすぎるだろ!

「私と私」でもダンスホールで御出演なさってましたよね。華やかでチャーミングで狡い!(笑)

 

コンサートを目前に控えたヒナ子が失恋のショックで交通事故に遭遇し、トリ子替え玉作戦を実行した事が転機と成り、トリ子とヒナ子の立場が逆転。

今まで仲睦まじい双子だったが、祇園のアイドル()蓮昭寺の小野道春(園井啓介氏)を巡って仲違い。この喧嘩がまた可愛くて微笑ましいんだよね〜(爆)

結局は、20年間音沙汰も無く戦死したと思われていた父の杉本(上原謙氏)の登場により丸く収まる最後に拍手。

あんなに頑固だった母が、双子のハワイ行きを拒まなかった場面は普通に泣いた。

 

全体的に、丁寧に作り込まれた脚本と、バランスが整い親しみやすい設定が良かった。度々登場する特殊効果はちょっと違和感あったかなw

最後に舞妓要素を交えた歌を披露する双子の姿は、片方ではなく祇園も歌も愛する意味合いが込められていたと思う。

歌を主点に観るつもりが、ドラマに見入ってしまったよ。

 

余談だが「私と私」で西條康彦様と対なる役を演じていた田辺靖雄氏とその友人役の加藤春哉氏を拝めたのは嬉しい誤算でありました。

そして何より衝撃だったのは「怒りの孤島」で主役的な立ち位置にいた悌三役を演じた手塚茂夫氏が御美しく御成長なさっており、更にはアイドルだったなんて..........

軽率に惚れてまうやろ......