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某A氏の雑記帳(仮)

独断と偏見で鑑賞記録。主にウルトラシリーズ、特撮映画。他、イベントレポートなど。

漫画・藤原カムイ版「ウルトラQ」

総天然色ウルトラQ ウルトラQ 漫画

 

2002年~2003年に「Newtype THE LIVE特撮ニュータイプ角川書店)」で連載されていた、藤原カムイ先生が描く「ウルトラQ―Unbalance zone」(全2巻)の感想です。

 

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ペギラが来た!」「2020年の挑戦」「地底超特急西へ」「バルンガ」「悪魔ッ子」「ガラダマ」の6話を収録。

1966年テレビ版ウルトラQの原作を忠実に細密なタッチでリメイクされている。

 

著者である藤原カムイ先生は、リアルタイムでウルトラQの衝撃を受けた1人である事が後書きで語られており、原作では割合されていた部分の整合性を取る為に独自で再構成し漫画化している。

この新たな構成こそが魅力で、根本にはオリジナルの美点が残されつつも藤原カムイ先生独特の世界観が違和感無く繰り広げられる。

 

個人的に印象に残っている話は、「地底超特急西へ」。

西岡主任が下種を極め過ぎててワロタw

わたしはカモメの解説に至ってもイタチ君の最期に対してもロマンがある。

テレビ版では後味の悪かった着目点の再構成は秀逸でした。純喫茶ケムール行きたいよう…

 

そして何より特筆すべき点は、俳優陣の再現度肖像画レベル!

我らが一平クンの仕上がりにも拍手。ゲスト陣も非常に丁寧に描き込まれていて画を見るだけでも価値はあるんじゃないかなと思います。

 

怪獣に至っても、アングルや影の描写で一層迫り来る怪奇的な恐怖を植え付ける工夫が施されている、中でも、バルンガには驚いた。

細かなバルンガが集結して大きなバルンガに成長する描写も称えたい。だが何と言っても、最後を締める1ページは思わず声が出てしまった程だ。

テレビ版でもその悍ましくも神秘的なワンシーンに痺れたのだが、藤原カムイ先生の手によって描かれたラストには改めて衝撃が走ったよ。

ケムール人の滴る消去エネルギー源えっちで最高だった…

 

他にも、テレビ版の前後編の内容を凝縮し再構成した「ガラダマ」のゲストにスポットを当てた濃密なストーリーも良作でしたし、おまけマンガの「がんばれユリちゃん!の巻」は短いながらもファンサービス的な内容で実に面白い。

 

以上は、2003年~2004年にかけて発売されたコミック本でして、2011年新たに総天然色ウルトラQ合わせて彩色版が発売されていた様で此方も手にしてみました。

 

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内容こそ同様(6話収録)ですが、これまたカラー部は原作の総天然色に合わせたような淡い色合いで美しく毒っ気も感じる怪しい色遣いが堪りません。

又、本書には最後に藤原カムイ先生が描き下ろした怪獣とキャラクターが掲載された怪獣図鑑のコーナーがある。浦島太郎クンが密に描き込まれてイイ…