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某A氏の雑記帳(仮)

独断と偏見で意見具申。主にゴジラ、空想特撮シリーズ等、特撮作品の鑑賞記録。他、色々と。

映画「私と私」(1962年 東宝)

 

本日ラピュタ阿佐ヶ谷で観て来ました。

杉江敏男監督、映画「私と私」の感想です。

 

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生き別れになった双子の姉妹、赤城増美(伊藤エミ氏)と山本まゆみ(伊藤ユミ氏)が芸能プロの荒木社長(ハナ肇氏)と作曲家である衣笠昭彦(宝田明氏) を通じて再会し「ザ・ピーナッツ」として人気歌手へと成長するまでを描いた青春ミュージカル映画

 

ザ・ピーナッツの初主演映画と後で耳にして驚いた程、歌声のみならず演技が素晴らしい。

生き別れた双子は見た目こそ似ているが、再開する前こそ男親と女親、家柄の育ちの違いが髪型や衣服によって表現されている。中でも秀逸なのは自室の鏡。まゆみは三面鏡で、増美は一面鏡。語らずとも家柄を伺える場面として印象に残る。

赤城庄吉(有島一郎氏)と山本よし江(淡路恵子氏)の関係を巡って一室でお互いを貶し合う台詞の言い回しが流暢で見事だった。

自分はモスラでのミステリアスなピーナッツしか存じなかった為にチャーミングで可愛らしい二人の魅力に痺れてしまったよ...

 

ミュージカル映画とだけあって歌が強調されており、ピーナッツがメインだが、クレイジーキャッツも歌を披露。

作中では荒木社長と側近の「無責任な」上田マネージャー(植木等氏)のコメディタッチな掛け合いが堪らない。

ギャグ面で言ったら有島一郎氏もクレイジーに負けじと強かったなァ(爆)

 

そして何より特筆すべきは、まゆみの従兄弟に当たる松井弘二(西條康彦様)。

先ず、まゆみが自転車で走行する中、後ろから水色シャツで登場なさるのですが、自転車に乗ってる姿が麗し過ぎます...(悶絶)

まゆみの従兄弟である立場の他に、クラブハウスのアルバイトを勤める学生という設定の為、おちゃらけた役柄でもないけどどこか抜けてて愉快で大人に対して礼儀正しい好青年という印象。

画に西條様が映っている限り、西條様しか見てないのですが改めて、自分にライトが当たってない場面でも繊細な演技をなさる俳優様だと素人ながらに関心...まだ見ぬ西條様の魅力に浸れた良いキャラクターでした。

とにかく出番が多くて死んだ。

 

まゆみと増美が喧嘩する中行われた誕生日パーティーは、庄吉とよし江の婚約もピーナッツの仲直りも強引過ぎて笑ったが、目出度く新曲「幸福のしつぽ」の披露によって、有終の美を飾っている。

 

ちなみに本作は「キングコング対ゴジラ」併映作品。ソフト化されてないのが悔やまれますな!