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某A氏の雑記帳(仮)

独断と偏見で意見具申。主にゴジラ、空想特撮シリーズ等、特撮作品の鑑賞記録。他、色々と。

映画「地球防衛軍」(1957年 東宝)

 

監督・本多猪四郎 (本編)/円谷英二 (特撮)
映画「地球防衛軍」の感想です。

 

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優れた科学力で地球侵略を企む禁断の惑星と世界が一丸となって設立した地球防衛軍の奮闘を美しい富士山を背景に描いた特撮SF映画。

幕開けから攻めてくる伊福部昭氏の勇ましいテーマに痺れる。

 

第5惑星ミステロイドからやって来た異星人・ミステリアンのビジュアルが

 

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明らかに様子がおかしいゴレンジャーで笑った

 

進歩した科学の脅威を見せつけた上で地球へ僅か半径3キロの土地と地球人女性との結婚という侵略者にしては温い要求がユニーク。(そもそもミステリアンって男しかいねえのか)

高温が弱点であるミステリアンの巨大ドームの塞内部へ呼ばれた渥美譲治(佐原健二氏)を始めとした調査団の代表5名が羽織った防寒マントに関してもドラキュラの様で可愛いが薄衣の様な透明に近い絹をコーティングされている事によって放たれる異世界感も細かく表現されている。

自分等は無断で人工衛星を打ち上げ月や火星に足を踏み入れているにも関わらず、控え目な異星人の要望にも一切応えず戦う手段しか選べない地球…というか人類が愚かで悲しい。

 

「高度な科学もその使用を誤ると悲惨だ」と的確な発言をするミステリアンの高い科学力に陶酔した天体物理学者の白石亮一(平田昭彦氏)は最後まで心理描写が薄く、怪しい存在として印象に残ったよね。なんでミステリアンになっちまったんだおめえ

 

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ミステリアンに騙されていた事に気付き塞内部から破壊工作を行った最期がカッコよすぎて苦しい。別れ際に名言連発し過ぎですし、女に目もくれず科学愛が爆発していて、終いには「地球はミステリアンの悲劇を繰り返すなァ↑」と謎のイントネーションが最高に好きです大好きです結婚して下さい。

 

殺人機械と呼ばれた2機登場するモゲラだが、2号機おま…

単調な機械音と目から発射されるプラズマ状の殺人光線が悍ましいが、愛らしいフォルムが憎めない愛嬌のあるロボット。

白石江津子(白川由美氏)が入浴している際に外で進行を止めぬモゲラの姿と女性の艶やかな肌が絶妙に美しいシーンとなっている。

 

科学の競い合いとだけあって登場メカニックの最先端なカッコよさも際立つ。

特に印象があるのは、主要兵器となるマーカライトファープ。

破壊光線を反射するなどして圧倒的な破壊力を誇る装置だったが、作動時間が限られる弱点を持つ点はミステリアンと比べて劣った科学の象徴の様で深い。

 

電子砲が加わった地球防衛軍の総攻撃により大爆破を起こしたミステリアンの巨大ドームから脱出した婚約候補拉致女性が明らかに5人以上でワロタ。

恐らく要望を半径120キロの土地に拡大した際に女性の人数も増やしたのであろう…

 

個人的に、序盤の富士山麓の村祭りの場面が好きです。

 

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佐原様が着物着てて最高だし、明らかに祭りなんぞ興味ねえ科学キ〇ガイっぷりを醸し出してるブレない平田様も最高。

それにしても本作の佐原様は特に美青年だったなァ。輪郭が少しホッソリなされてる?髪の量が多いから?謎は深まる……

 

 

 

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