某A氏の独白帳(仮)

独断と偏見で意見具申。空想特撮シリーズを始めとした特撮作品の鑑賞記録など。ネタバレ含。

映画「モスラ対ゴジラ」(1964年 東宝)

 

監督・本多猪四郎 (本編)/円谷英二 (特撮)
映画「モスラゴジラ」の感想です。

 

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本作は、ゴジラシリーズの第4作となるが、「モスラ」の続編でもある。

タイトルに先にモスラが出ている通り、主役はモスラゴジラは悪役として登場。

モスラ」では、言語学者の中條を演じた小泉博氏が三浦博士役で出演しているが他人なのがややこしい(爆)

 

巨大台風8号が日本へ通過した後、静之浦の海岸に巨大な卵が漂着した。

卵はハッピー興行社の熊山(田島義文氏)が漁民から買い取り卵の謎をネタにした娯楽施設を建設しようと、大興行師・虎畑二郎(佐原健二氏)と目論む。

そこに巨大な卵を調査していた三浦博士(小泉博氏)、毎朝新聞の記者である酒井(宝田明氏)、助手の中西(星由里子氏)の目の前に小美人が現れ、巨大な卵の正体は荒れ果てたインファント島の原住民にとって唯一の希望であるモスラの卵ある事が知らされる。

 

前作「モスラ」で、人間のエゴイズムが原因で招かれた悲劇が描かれていたが本作では前作で抱かれた人間への不信感がインファント島の住民を交えて問題となっている。

恐らく、「人間不信」が本作のテーマであろう。

モスラの卵だけではなく小美人さえも金で奪い取ろうとした上に、殺人をも犯した虎畑が醜くて汚らしい人間を良く象徴していたと思う。

 

倉田浜干拓地で出現したゴジラは、尻尾から魅せ付ける演出が秀逸。

動く度に顎上部がプルプル弾けて可愛いなおいw

主な舞台となった名古屋を蹂躙する場面で、名古屋塔を破壊する際に尻尾を絡み付けるゴジラだったがバランスを崩し倒れる名古屋塔を避けきれてない様子が愛らしい。

どこか憎めぬ蹂躙破壊を繰り広げる中、自衛隊の作戦攻撃に一切動じないゴジラの強さが良い。限界を超えた放電で自爆する自衛隊には笑った。

 

モスラの卵から孵化した双子の幼虫モスラは、息絶えた成虫モスラの意思を受け継いだかのようにゴジラへ立ち向かう勇ましい姿に痺れる。

何と言っても、ゴジラの尻尾に噛み付くモスラたんが最高

 

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尻尾に頑張って噛み付くモスラも萌えるが、噛み付きに苦しみ暴れ狂うゴジラもたまらないのだ。

対成虫モスラの際もだが、本作はゴジラの尻尾攻めが目立つ。

攻撃手段の少ない双子モスラは、糸を吐きゴジラの動きを封じ撃退。

ゴジラの放射熱線のかわし技といった双子モスラのチームワークが素晴らしい。

 

ゴジラとの戦いを終えた後、小美人と共にインファント島へ帰る双子モスラを前に、人間不信のない社会を目指す意思が酒井によって語られるが、綺麗ごとの様に感じてしまってどうにも腑に落ちない…。

 

 

 

モスラ対ゴジラ [DVD]

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