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某A氏の雑記帳(仮)

独断と偏見で意見具申。主にゴジラ、空想特撮シリーズ等、特撮作品の鑑賞記録。他、色々と。

映画「愛のきずな」(1969年 東宝)


坪島孝監督、映画「愛のきずな」の感想です。

 

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原作は、松本清張の短編「たづたづし」。

詳細は存知無いのであまり大声では言えませんが、松本清張さんは不倫をテーマにした作品が多いですね。

美化されがちな愛が生む恐怖や憎悪が描かれたサスペンス映画。

 

旅行会社の総務課長代理・鈴木良平藤田まこと氏)が雨宿りをしていた平井雪子(園まり氏)と出会ったのが悲劇の始まり。あれだけ不倫は駄目と言ったろう

お互い独身と言い張るが、実は良平には、妻である早苗(原知佐子氏)と一人娘の美奈(吉田優香氏)がおり冷めた家庭生活を送っていた。

良平と雪子が愛を交わす中、雪子から殺人罪で服役中の主人である健次(佐藤允氏)の存在を告白される。

殺人の理由がカレーライスってなんだよw

嫉妬深く独占欲が強い亭主関白暴力野郎を演じる佐藤允氏に惚れますよね、分かります。

 

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極悪なビジュアルのインパクトが脳裏に焼き付いて離れませぬ…!

 

良平の存在を説得すると決意の固い雪子だが、どう考えても良平死亡フラグ

鈴木家が遊園地に行った際に、カレーが登場して健次がチカチカ現れたのには不覚にもワロタw

生活の崩壊を恐れた良平は苦悩の末、雪子の首を絞め殺害する。

その後夢オチ描写があるのだが、恐らく殺害(未遂に終わってるが)までが現実で以降は夢オチであると捉えるのが無難であろう。

それにしても死体が朽ちていく様は2段階に変貌し、チープながらも印象的な場面となっている。

 

時間が経ち、実は雪子は生きており記憶喪失した女性アケミとして再び良平の前に現れる。

そのアケミがアルバイトしている喫茶エリーゼの客を演じる、ダンシング西條康彦様が美しい。

 

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死語に近いですがチャラ男と言うのでしょうか、アケミに対する下心丸出して喫茶に通っているような3人組の1人です。贔屓目無しに、一番目立ってる。

ハイセンスな御召物を着こなし軽快なステップで踊りを披露なされとります。ふいに魅せるチャーミングな笑顔がたまりません…。

わいも西條様に引っ張られたい

 

良平がアケミを喫茶から呼び出し過去を語り納得するまでの展開はやや強引すぎる気もする。とにかく良平が開き直り過ぎだ。殺害しといて「今度こそきっとうまくいかせてみせる」などと発言する様子にはドン引きしたよね。

 

クライマックスを飾る、良平VS健次の大乱闘が凄まじい。佐藤允氏が最高に好き

健次が汽車デッキから転落し、良平も重体の状態でアケミへ助けの手を差し伸べるが、刻々と過去の記憶が蘇るアケミはショックの余り良平の手を放してしまう。

最期に「アケミ」では無く「雪子」と呼んだ良平の心情が興味深い。

 

 

 

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