某A氏の独白帳(仮)

独断と偏見で意見具申。主にゴジラ、空想特撮シリーズ等、特撮作品の鑑賞記録。他、色々と。

映画「海底軍艦」(1963年 東宝)

 

監督・本多猪四郎 (本編)/円谷英二 (特撮)
映画「海底軍艦」の感想です。

 

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原作は、明治時代に発表された小説「海底軍艦」(押川春浪)だが、映画との繋がりはほとんどなく、脚本・関沢新一氏のオリジナルと解釈して良い様だ。

 

一万二千年前、海底へ沈んだムウ帝国が植民地であった地上全世界の返上を主張。

同時に、神宮司大佐(田崎潤氏)率いる「轟天建武隊」によって建造している海底軍艦の建造を中止させるよう警告してきた。

物語の大筋は、ムウ帝国人と轟天建武隊の戦いとなるが、戦争に対する意識感の相違が衝突するドラマ部分が非常に興味深い内容となっている。

"大日本帝国再建の為に存るのであって、ムウ帝国を撃滅する為ではない"

海底軍艦に対する神宮司大佐の想いが明確だったばかりに本意ではない出撃は複雑な心情が伺える。

 

特撮面、なんといっても陸海空全て行動出来る万能戦艦、海底軍艦轟天号がカッコイイ!

試運転の為に地下ドックで公開される初の発進では、水上から浮上し宙に浮き進行する轟天号の存在感に圧倒した。

場面としては、ムウ帝国の守護竜マンダが深海で轟天号に巻き付く戦闘シーンは中でも印象深い。マンダが軟弱で衝撃…

あとは、無差別テロの際に丸ノ内が一瞬にして陥没する絶望的な描写が秀逸。

 

とにかくムウ帝国人がヤバイ

片っ端から突っ込んでいったらキリがないので省略します(おい

スパイだった海野魚人(佐原健二氏)とムウ帝国工作隊23号(平田昭彦氏)が並んだ瞬間、最高に興奮した。

 

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美青年二人揃ってなんちゅー恰好してるんですか…

 

御二方とも重役を好演なされておりましたが、平田昭彦様の胸毛ェ…

しかも麗しの進藤(伊藤久哉氏)までムウ帝国の呪い()にかかってしまって

 

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普通に御似合いで笑った

 

ムウ帝国と轟天号の決戦を終えた後、壊滅したムウ帝国の燃え滾る海に向かって泳ぎ、運命を共にする事を決心したムウ帝国皇帝(小林哲子氏)を止めず「帰らせてやろう」と命じる神宮司大佐の悲愴感に満ちた表情が何とも言えません。

ムウ帝国の存在意義を考えさせられると同時に「愛国心」という言葉が頭を過った。

 

 

 

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