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某A氏の雑記帳(仮)

独断と偏見で意見具申。主にゴジラ、空想特撮シリーズ等、特撮作品の鑑賞記録。他、色々と。

漫画・中城健版「ウルトラQ」

 

少年月刊誌「少年ブック」と少年ブックの別冊シリーズとも言うべき少年ブック・コミックスの月刊誌「ウルトラQ」にて掲載されていた、中城健先生の「ウルトラQ」の感想です。 

今回手にしたのは1979年発行、朝日ソノラマのサンコミック全2巻。

(※2000年に2巻の内容を一冊にまとめた本が発行されてます。)

「ゴメスを倒せ!」「吾郎とゴロー」「南海の怒り」「クモ男爵」「ガラダマ」「鳥を見た」「2020年の挑戦」「燃えろ栄光」「206便消滅す」の9話を収録。

 

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本作は「ウルトラQ」放映を追って掲載された訳ではなく、放映後に作者自ら本編を鑑賞した上で描かれた作品である。

完成品の漫画化の為、全てではないがシナリオは本編に寄せており、ナレーションを彷彿とさせる語りの描写にQの雰囲気が漂う。

登場怪獣も粋に再現されている。アレンジこそ少な目だが、シンプルでスマートな印象を受ける。白目が激しいね。

 

ただ一言申し上げたい。一平くんはもっと美形だ。

何故だが解らないが、小太りで全くいいところがまるで無い。こんな一平くんは嫌だ。

「鳥を見た」では、作画すら変わってしまっている。

ストーリー面でも唯一主役らしい出立の「2020年の挑戦」ですら印象が薄い。

以上の観点から推測すると、いかに本編の一平くんが優秀かお解り頂ける事でしょう。

 

中でも迫力があり衝撃だった2巻に収録されている「燃えろ栄光」が凄い。

ジョーが淳ちゃんと友人だという設定も斬新だが、ピーターと共に炎の中に消えてしまったジョーには言葉は失った。

密に描き込まれている為、作者本人思い入れのある作品だったに違いない。

 

本作とTVフィルムのQについて貴重な写真と共に語られている池田憲章氏の後書きも見応えあり。