某A氏の独白帳(仮)

独断と偏見で意見具申。空想特撮シリーズを始めとした特撮作品の鑑賞記録など。ネタバレ含。

漫画「怪獣ギョー/楳図かずおの恐怖劇場」

 

「怪獣ギョー」(1971年/少年サンデー)の他、「楳図かずおの恐怖劇場/全5作」(1966年/少年画報)を中心に構成された作品集。

 

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御目当ての「怪獣ギョー」で登場する、ギョーのソフビ(楳図かずお版ウルトラマン同様にフューチャーモデルズ発)を良く見かけており、その異様な風貌と圧倒的な存在感が非常に印象に残っていたのだが、一体どんなストーリーが隠されているのか知らぬままだったので、本書を手にした次第である。

 

以下、各話の感想です。

 

 

「怪獣ギョー」感想:

靖男クンかわいいよ靖男クン

小学生・病弱・ガリガリというドストライク主人公が来てしまった…(心の声)

何度考えてもギョーを叩き殺したパパとオッサン絶対許せねぇ

言い訳が逃げたってなんだよ…これだから大人は好かんぜ!

醜い同士の靖男クンとギョーとの間に友情がありながらも、大人になって丸きり変わってしまった靖男クンに気付かないギョーはあまりに虚しいラスト。

大人の靖男クンは面影もクソもねぇ容姿でこちとてショッキングだわ

原発津波を彷彿させる描写は現代にも当てはまる問題で、これは楳図先生の後書きにも御自身驚かれた事を記載されていた。

 

「首なし男」感想:

としおくんはなんで唐突に死んだんだ( ゚д゚)?

首と胴を切り離すのが大好きで、自分自身の首と胴もチョッキンしてしまったキ〇ガイ博士よりも、隣にいた黒い顔が怪しすぎてこわい。

分離した胴が意思を抱く奇想天外な展開は予想外で面白い。

実験された動物たちはどれも恐怖というよりユーモラス。

特にいぬぶた、なんだありゃ。

 

「地球最後の日」感想:

 獣化した人間が気持ち悪いよママ―

へんな建物にいた博士の助手なんかどうしちゃったのよ。完全にモップの擬人化だよ。

地球滅亡の寸前まで目が見えなかった久美の存在が非常に興味深い。彼女は悲惨な状態である地球を見る為だけに今まで盲目だったのか、目が見えたのがあまりに唐突で深入りしてしまうキャラクターである。新吾さんは、ロリコンにしか見えない。

てゆーかなんで最後の最後にカレピッピじゃなくてさっき知り合った良雄を選んだんだ久美よ…

 

「大怪獣ドラゴン」感想:

孵化したての太郎ちゃんマジ天使

前半で過去を後半で現代を描いている構成は単純でありながらも秀逸。

登場怪獣の竜・太郎はシンプルで既視感のあるビジュアルだがインパクトのある巨大な目や、大口を開けて泣き叫ぶ姿は迫力も愛嬌もあり憎めない。

街を破壊しながら親であった小助を求める悪意のない行動には胸が痛む。

怪獣と人間の絆を描いた哀しくも感動するシナリオに拍手。

 

「双頭の巨人」感想:

代筆作品。やはり違和感が否めぬ(´・ω・`)

本作の主役になる鬼と呼ばれていた双頭の巨人・太郎と次郎だったが、のぼる少年の姉さんを女性として狙ってたのが最大の恐怖だよ

 

「手討ち」感想:

短いながらも、冷酷な旦那様、恨みの念に染まり切った罪人、怯えて強張る家来の個性が非常によく描写されてる。

「一念はおわったのじゃ」とか言ってるけど、絶対忘れた頃に呪われるぞお前w

 

「雪女」感想:

わいも雪女と子作りしてぇ!!!

太郎がお雪に雪女と話をバラしてしまう際に正体を明かす、一コマ目の雪女の目が怖い。迫り来る恐怖を予知してしまう。

有名な伝説なので既視感はあるが、楳図先生タッチの超美少女は見応え有り。

 

 

全体を通して、やっぱり病弱な靖男くん偉大だわ(おい

ギョー狙いだったけど、御気に入りの怪獣はドラゴンの太郎ちゃん!

時代を超えてもなお一途に小助を追っててで良かった。

いや、ギョーも靖男一途だったんだろうけど、ショタコン疑惑あるじゃん…?(語弊)

あとインパクトがあって印象に残っているのは「地球最後の日」で登場した、獣化人間ね。

ほんとに気持ち悪いからみんなみて