某A氏の独白帳(仮)

独断と偏見で意見具申。空想特撮シリーズを始めとした特撮作品の鑑賞記録など。ネタバレ含。

映画「緯度0大作戦」(1969年 東宝)

 

監督・本多猪四郎特技監督円谷英二
映画「緯度0大作戦」の感想です。

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20161119194631p:plain

 

日米合同のSF東宝映画。

人類の平和を願うユートピア「緯度ゼロ」誇る潜水艦アルファー号の艦長・マッケンジーと「ブラッドロック島」の支配者であり潜水艦黒鮫号を擁する悪のマッドサイエンティスト・マリク、両者の対決が描かれている。

 

ジェット海流の調査中、田代博士(宝田明氏)とマッソン博士、ロートン記者の3人が搭乗する潜水球が突如発生した海底火山の噴火に巻き込まれ、浮上困難。

そこに謎の男女が救助に現れ、3人は謎の潜水艦アルファー号へと運ばれ、海底2万メートルの深海にある海底都市「緯度ゼロ」へと迎えられたが…

如何せん、ウケどころ満載です。(怒られろ

マッソン博士の治療を担当する姿博士の衣装とか、着ない方がマシなスケスケ白衣

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20161119202635p:plain

 

平田昭彦様になんちゅーもん着せてんだよ・・・

 

せっかくのインテリフェイスがスケスケ衣装で一気に阿保っぽいセクシーですね(棒

ブラッドロック島へ誘拐監禁された、日本人科学者・岡田博士と令嬢の鶴子を救助へ向かう際、絶対にカッコよくあって欲しい戦闘服だってそうだ。

まさかの金ピカ全身スーツである。

ただ、ビジュアルのチープさは無視するとして、スーツは高温低温に耐え、グローブは、火炎放射、催眠ガス、レーザービームが仕込まれており、更には、ガス噴射で空を飛べる装置の装備、24時間無敵状態になる免疫風呂といった秀才な科学者が揃いに揃った緯度ゼロでの科学的進歩が見受けられる。

 

マリクが作り上げた獣として怪獣も登場する、コウモリ人間だったり、グリフォンは、インパクトや恐怖心には欠けてしまう点惜しい。怪獣メインじゃなくて良かった。

ただ、グリフォンの脳味噌が黒鮫号の艦長である黒い蛾だという設定は好き。

命令に逆らい、裏切ったマリクが搭乗する黒鮫号を襲ったグリフォンは黒い蛾の復讐の念が叶ったようにも思えた。

 

宇宙船回収船の船員として登場した西條康彦様は、純白の船員服がとてもお似合い。

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20161119194754j:plain

 

台詞は無しですが、ロートン記者のフィルム、いわば貴重品を扱う重要な船員なのでしょう。勇ましい表情が美しい!

 

細かな設定や密に描写された非現実的世界な緯度ゼロ、問題はオチである。

ロートン記者が冒険旅行を熱弁する訳だが、証拠が何一つ手元にない事になっており、病人扱いされる始末。

それに宇宙船回収船では、艦長として田代博士、マッケンジー、マリクに激似な船員が現れる。

緯度ゼロは現実だったのか、それとも幻だったのか…

哲学的になってしまうので深入りは禁物。

やはりロートン記者の夢オチに落ち着くが、そうなるとマッケンジーとマリク似の会話が引っ掛かり、モヤモヤ。

その不可解なエンドが良いのかもしれんが。