某A氏の独白帳(仮)

独断と偏見で意見具申。空想特撮シリーズを始めとした特撮作品の鑑賞記録など。

映画「ガス人間第一号」(1960年 東宝)

 

監督・本多猪四郎特技監督円谷英二

映画「ガス人間第一号」の感想です。

 

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ウルトラQ始まったかと思った・・・

 

後にQ・マンに流用されてるのは有名。

宮内國郎氏の音楽は素晴らしいですね、耳に残る。

 

春日藤千代(八千草薫氏)と、ガス人間・水野(土屋嘉男)の悲恋。

水野は藤千代たそラブ!大好き!(語弊)ってめっちゃアピールしてたけど、藤千代は最後まで心情描写が薄く、塩対応(笑)

水野が働いた銀行強盗は、面倒にも藤千代に立派な発表会をしてやりたいという純粋な気持ちで有り、憎めない部分があった。

最後の舞台となった発表会「情鬼」で藤千代は、既にUMガスが充満した劇場に水野に告げることなくライターを付け引火する。

アンハッピーエンドとも捉えられる二人の結末はあまりにも虚しい。

 

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 純愛と言えば、もう一件。水野と藤千代を追っていた、岡本賢治警部補(三橋達也氏)と東都新報記者・甲野京子(佐多契子氏)のラブストーリー。

変身人間&美女が魅力的で、あまり印象がない(爆)

平凡な恋愛よりもやはり影があって歪んだ愛情の方が、美しく思えてしまうのだ。

岡本が藤千代に目移りして嫉妬してる京子がかわいい。それくらいしかない(おい

 

特撮技術は言うまでもなく、ガス状から物体(人間)に変化するシーンやラストのダイナミックな爆破シーンは今見ても劣らないクオリティで圧倒される。

ガス状になった水野が首を絞める際の役者の演技は見物だ。

 

それにしても佐野博士は酷い。

彼は夢に破れた人の弱みに付け込み、騙し、実際に罪のない人間に被害を加えたにも関わらず、世の評判はいい様だった。本作の一番の悪役は彼だと思う。

だが、精神統一させれば自由自在にガス状になったり人間になったり自由に操れるというのなら、美女と恋愛できるというのなら、わたしもガス人間になりたい(おい

 

 

 

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