これでもくらえ

なにもかもウルトラQのせいだ

宇宙人コミケに現わる

 

ピカピカ光る青白い足跡!どんな隙間でも通り抜ける軟体人!宇宙人現わる!

 

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パイラ

 

はい。去るC97の初日にパイラ人のコスプレしてきました。上記は『宇宙人東京に現わる』を売り出す際に考案された宣伝文句の内の1つで、プレスシート「文案」からの引用です。昨年の夏に修復版ブルーレイが発売された記念の意味も込めて扮したのですが、僕の衣装が不出来過ぎたのか、知名度が低過ぎて笑った。声自体は結構掛けて頂いたにも関わらず、撮影を終えた後に「これ何ですか?」ってだいぶ聞かれた。(ほぼ全員) じゃあ何で撮ろうと思ったんだ。 だからエリアでコスプレしてる方って親切にスケブに作品名とかキャラクターを書いて傍に置いてるンですかね。コスプレ名刺で交流する文化は廃れてしまったのか。さて、パイラ人。パイラ人とは、1956年に公開された島耕二監督の大映SF特撮映画『宇宙人東京に現わる』に登場した主役宇宙人である。本作は、世界各地の高まった宇宙開発熱に加えて、頻発する空飛ぶ円盤目撃の謎と云った当時現実に発生した時事問題と、未知なる軟体人(宇宙人)の実体化、新天体の接近に伴い破滅の危機に瀕する地球と云った、リアリスティックな空想が融合された作品です。日本初の総天然色空想特撮映画と云う歴史的に名高い映画でもあり、後に円谷プロで飛躍する的場徹氏が特殊技術を務めている事でも有名ですね。パイラ人のデザインは、芸術家の岡本太郎氏。色彩指導及び種々デザインも同氏だそうです。(恐らくパイラ人の宇宙船内の空間だと思いますが。) パイラ星と云う地球から観測出来ない程遠い距離に存在する惑星に棲息する5つの触覚に大きな瞳を持ったヒトデ状の軟体生物です。パイラ人は「ヒトデを模した」と云うよりも、東洋医学の基本に「五行理論」の抽象的な描写にも思えますが、追求して無いので解りません。パイラ人は地球人より遥かに優れた文明と高度な科学力を持った高等生物で、その第一の証拠としてパイラ星から地球への宇宙飛行が挙げられる。パイラ人は宇宙船から円盤で地球へ視察に降り立ちましたが、人類は未だ有人宇宙飛行を行っていませんでした。他にも変身能力(コピー能力)、安全性の高い原子力の平和利用、瞬間移動等、パイラ人の特性は地球人より遥かに優れている。パイラ人の地球来訪は、侵略目的ではありません。宇宙の中で地球はパイラ星と同じ条件を持った唯一の星である為、パイラ人は地球に好意を寄せています。数世紀前、パイラ星では原水爆の利用によって壊滅する未来を予見し、原水爆以上の破壊力を持つ危険性の高いエネルギー・ウリウム101を破棄し、オリュウムと云う安全性に優れた原子力を平和利用する事に成功。その為に高度な文明が発達した。しかし、地球人は誤った。原子力を兵器として利用したのだ。地球に頻発する原子雲を目撃したパイラ人は、核攻撃によって被害を受けた他ならぬ日本に訪れ、激化する原水爆利用に警告を促した。彼等は「宇宙道徳」に忠実です。しかし、地球人はパイラ人を一目見るなり恐怖を示し、意思疎通が困難だった。人間は異形者を迫害する生物なのだ。訪問に失敗したパイラ人は、自らの宇宙船で作戦会議を練るのだが、此のパイラ人同士の会議シーンこそパイラ人の魅力が発揮された名場面である。彼等は恐らくパイラ星の言語で言葉を交わしており、作中では字幕によって会話の内容が示されている。常識を反転させるパイラ人の理論は、宇宙船の奇妙な光景も相俟って異彩を放つ。そもそも本作は総天然色が売り出し文句の看板な筈なのに、重要なパイラ人は薄グレーに柔らかい光を灯す青い目が明滅する地味なカラーリング。宇宙船内も同様にモノトーンである。まるで悪夢なのだ。敢えて瞳の主張を狙った演出かも知れない。青色は平和の象徴ですよね。(美の象徴でもあるか。) 会議の中で発案された「地球人の姿に変身」して地球潜伏に成功したパイラ人は、誤った原水爆利用の警告と共に、地球に衝突する軌道に乗って接近している新天体Rの存在を予告し、地球人を救済と平和に導いたのであった。実際、宇宙船でのパイラ会議が展開される迄は水面から現れたり、美女の部屋の前でフラついてたり(爆)、如何にも地球侵略を目論んでそうな奇怪生物なので、会議シーンで友好的な宇宙人だと知った時に襲い来る衝撃と破壊的ギャップ萌えは他に類を見ない。表情が無いのに「可愛い」と思った程だ。本作は「地球人と宇宙人の恋愛」も描いてますが、パイラ人の地球を助けたい意志が強過ぎて印象は薄い。前述の通り、本編に登場するパイラ人の色彩は総天然色に反発するかの如く薄グレーです。アンテナも付いてます。しかし、ポスターやスチル写真で採用されているキービジュアルは赤。完全に好みですが、僕は赤いパイラ人が好きなので、コスプレもキービジュアルの色彩に準じました。タイトルバックも赤です。赤い塗料がブアッっと画面いっぱいに飛び散る瞬間、もう既に僕は本作が好きに成っていたのかも知れない。自邸にミシンが無いので、オール手縫いと云う狂気の沙汰でしたが、何とか形に成ったので良かった。7m布買ってきて少し余りました。制作費9000円ぐらい。反省点を挙げたらキリがない。手直ししてまたどこかで着たいな。(「宇宙軒」の提灯を作りたい。)

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20200109211201j:plain↑ C97の戦利品。「怪獣の写真屋さん」の『ガラビア』。当日は予備分まで完売だったそうです。(入手出来て良かった…) 加トYOU樹さんが撮影したガラモンのグラビア写真集。前半のシリアスな描写から後半のキュートなほんわかショットに癒されます。

 

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コミケ飯に出現したタピオカが身に沁みたぜ。視界穴を確保するのすっかり忘れていて移動中は顔出すしかなかった。スッピンだからマスク。(正しカラコンは以下略)

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20200109200910j:plain↑ 関連性は不明ですが、パイラ人を見た時にヒトデではなく東洋医学五行説を想起しました。火水木金土の5大元素が万物を構成していると云う自然哲学の思想。人体にも通じる理論です。

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20200109195531j:plainf:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20200109195600j:plainf:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20200109195629j:plain↑ 先日、現在蒲田で開催中の特撮のDNA展に行きました。『宇宙人東京に現わる』のコーナーにて。鈴木光明先生のコミカライズはヒトデ状のパイラ人未登場らしい。(読みたい) 台本は岡本太郎氏のデザインですね。映画の宣伝なのか風船配ってるパイラ人可愛い。(僕も欲しい) どっから手を出してるんだろう。

 

 

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