某A氏の独白帳(仮)

独断と偏見で意見具申。空想特撮シリーズを始めとした極一部の特撮、旧邦画の鑑賞記録など。

漫画「快獣ブースカ」益子かつみ(写真集付限定版)

 

まんだらけ出版部より発行された、益子かつみ先生の漫画「快獣ブースカ」写真集付限定版を入手・読了しました。

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20171116023839j:image

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20171116023843j:image

 

表紙からファンを殺しに来てるやめて\(^o^)/

 

ブースカ誕生40周年を記念して発行された初単行本化となる益子かつみ先生の「怪獣ブースカ」。

単行本のみの通常版と異なり、発行数300部の限定版には+写真集が付属している。

ハードカバーとはいえ単純計算、写真集のみで約1万3千圓!

もやは写真集が本題なのは言うまでも無い

 

f:id:zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz:20171116023851j:image

 

漫画の方は、雑誌「ぼくら」連載の全17話が収録されている他、扉絵とふろく表紙コレクション、テレビ版の全作品リスト、怪獣ブースカの歴史(年表)などカラーで掲載。

通常版と相違点が在るとすれば、帯の有無と奥付頁ぐらいでしょうかね。

漫画版のストーリーも完全にテレビ版に沿った形では無く、類似した話もあるが独自にアレンジされた話(テレビ版で脚本も務めた山田正弘氏、上原正三氏が原作と記されている)が目立つ。

そして何より、細々な設定がテレビ版と違うのは驚いた。例えば、

ブースカ語の乱用が酷い。
特に序盤は無口な上に「バラサ」「シオシオのパー」を無条件に発言しており「パサラパサラ」「サバラ」と意味不明な単語を発するなど、設定ブレブレなブースカが伺える。

ブースカクラブ」のコーナーにブースカ語を紹介するコーナーがあったけど、「バラプリシオのウーン」なんて初耳だったぞ。(ちなみに思いっきり力を出すときに唱えるらしい...)

他にも、テレビ版のブースカにはカメが苦手な特徴があるが、漫画版ではアリを嫌悪している。

描写の問題なのか、大人の事情なのかアリ苦手は克服され(?)途中からテレビ版に合わせてか、いつの間にか苦手なのはカメになっている。

弱点のヘソ乱用も酷い。もう完全にフリだろって描写多い。

あと、チャメゴン様の好物がビスケットて。これもちゃんと後にクルミに変更されてた。

チャメゴン様の登場も何とも唐突で、弟を欲しがるブースカはテレビ版ならでは。

逆に、悪ふたり組として毎月登場が御約束となっていたガメ月とナキラは益子かつみ版ならではの愉しみ。脱獄ギャングのキングとコングのコンビもネーミング含めユニーク!

大人への皮肉と言いますか、益子先生の描く大人は全員感情的で御金に敏感で大変痛快な侮辱っぷり。

ギャグテイストな展開の中で度々見受けられた世の中への疑問、問いかけの強過ぎないスパイスが印象的でした。

登場人物もテレビ版と比べると、チョロ吉がバブちゃん過ぎたり、ミー子ちゃんが美少女贔屓されまくってたり、ジロ吉が空気だったりとギャップはそこそこ感じた。

 

何よりの衝撃なのは雑で拍子抜けな最終回。いや、もう感動…しないよ!(爆)

テレビ版の複雑な心境に陥る展開なぞガン無視でブースカとチャメゴン様がお母さんの所へ帰るために大ちゃんが発明したロケットに乗って宇宙へ旅立つラスト。

捉え方によって、ブースカとチャメゴン様が早く地球を離れたそうにしていてね……(※考え過ぎです)

テレビ版でもそうだけど、大ちゃんったらブースカを実験台に使用したりパシリにしたり扱いが粗過ぎますもの(爆)

一番の御気に入りは、第10話のスモッグ怪獣の回。倒れるまで頑張ったブースカに涙、「ぼくのだいじな大ちゃん」と言うブースカの台詞がズルい。

 

本題の写真集は、「おかえり!快獣ブースカ展」の展示で拝見した写真を除いても、初見の貴重な写真の数々…。

撮影時や休憩時らしきスタッフ、キャストの写真を始め、ショーの様子や(恐らく)美術スタッフの手によって制作中のブースカや川辺で台本合わせする子役一同など。

個人的には「ゆかいな快獣ゼットン」ワロタ。

なんか、商店街のイベントでしょうか。何ひとつあってねえ。看板持ってる変な着ぐるみも怖い。

このブースカは撮影用じゃないのかしら?AにもBにも見えないんだけど…。

そうそう、イモラのスチールも希少だよね。実に、見慣れない光景が詰まった大変貴重な写真集でありました。

ただ、暫し推し不足だったので次回は、ジロ吉とゴン太の単独写真集でも出してくれ

 

 

 

快獣ブースカ

快獣ブースカ